表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/38

お前らは誰だ? 俺も誰だ?

「真一郎! 起きろ!」

「いつまで寝てんの? いい加減起きなさい!」


 カズマは夢の中で「真一郎」なる人物が起こされれているのだと認識し、自分はもう少し寝ようとした。


「おい! 寝るな!」


 カズマは何者かに身体を揺すられた。


「何だよ!」

「博士がお呼びだ!」


 カズマは眠りを妨げた連中を睨みつけた。


「お前ら一体?」

「まずは起きろ」


 カズマは仕方なく身を起こした。


「真一郎、アンタは間瀬真一郎! ホラッ!」


 カズマを見下ろしている若い男女4人のうちのひとりが手鏡を差し出した。


「えっ? 鼻毛のチェックでもしろってか?」


 カズマは鏡を見て我が目を疑った。


「だ、誰だ? 俺は誰だ?」

「こうなるわな、俺たち5人は転生させられたんだ」

「て、転生?」


 カズマは周囲を見てドラマのセットかと思った。


「は、はぁ~ん! ドッキリか? その手には乗らんぞ」


 カズマはソファーから離れて壁に向かった。


「おいおい、セットとでも思ってんのか?」


 カズマの身体を揺らしていた若い男が彼に近づいた。


「な、何だよ?」

「メンバー紹介しておこう。俺は熱血キャラの不破豪太。手鏡を渡したのが皮肉屋キャラの周山里香。あとは仕切り屋キャラの衛藤大毅とあざとキャラの田代奈穂」

「キャラって、自分で言うか?」

「この世界ではお前は頭脳明晰キャラの間瀬真一郎だ。それを受け入れろ」

「はあっ? 俺はやすっ、うっ!」

「転生前の名前を言おうとしたり書こうとすると、頭痛が起きるんだ」

「何なんだ? お前らも俺のこの身体も」

「詳しい事は星博士から説明がある」

「星博士?」


 カズマ、いやここからは間瀬真一郎

挿絵(By みてみん)

としておく。真一郎は壁を強く叩いた。


「真一郎、とにかく司令室へ急ぐぞ」


 不破豪太

挿絵(By みてみん)

は真一郎の肩を後ろから掴んで司令室へと向かった。


「やっと5人集合か」

「真一郎に合う負債者が中々見つからなかったみたいたがら」

「もう! 大毅も里香も何ムズい事言ってんの?! 行くよ!」


 田代奈穂

挿絵(By みてみん)

も衛藤大毅

挿絵(By みてみん)

と周山里香

挿絵(By みてみん)

の背中を押して司令室へと向かった。


 


 

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。


カズマは間瀬真一郎なる人物に転生し、同じく転生させられた不破豪太、衛藤大毅、周山里香、田代奈穂とどう関わっていくのか?


それは次回以降のお楽しみにとう言う事で、乞う御期待!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ