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シェンツァ  作者: カイト
13/13

最終話

椎名准尉の手足を縛ってから俺たちは目的の地点に向けて走っていた。狙いは第2ヘリポート。予定道理なら俺たちの脱出用のヘリが用意されているはず。

 どうにかヘリポートにたどり着いたのだが緊急時の状態は解除されていないようで隔壁が下されていた。外からの解除はできない仕組みなっているようでここで俺はようやくパイルバンカーを用意させた意味を理解した。

「シェンツァ、少し下がっていてくれるか」

「いいけど……それで大丈夫なの?少し穴をあけたぐらいじゃびくともしいないわよ?」

「“点”をつくんだよ。物には壊れやすい点があるからな」

「それって……死の点とかっていうやつ?」

「……他作品を参考にするのはやめようぜ」

 シェンツァが俺の後ろの方に移動したのを見て俺はパイルバンカーを構える。先ほどと違って今度は杭が装填されている。

 すぅー と息を吸う。そして突くポイントを見定める。、


「ふっ!」


 隔壁の一部に杭を撃ち込む。穴こそ開いたがまだ隔壁は崩れなかった。同じように別のポイントにも杭を撃つ。

 3発目を撃ち込んだところで隔壁にいっきにひびが入ったのを見て俺はシェンツァと一緒に隔壁からさらに距離をとる。

 そして、一度発生したひびは別のひびとつながり大きな亀裂になる。そして亀裂が亀裂とつながり最終的に隔壁を崩壊へと導いた。破片と崩壊音を出して目の前にあった隔壁は崩れ落ちた。

「見事なものね。あんな隔壁を壊しちゃうなんて」

「だてに基地を壊してきた過去があるわけじゃないんでね……いそいで乗り込むぞ」

 中にはいつでも飛び立つ準備ができてるヘリがあった。中には食糧、水、簡単な着替えや武器がいくつか搭載されていた。

「広野、ちょっと待って」

 そう言うとシェンツァがヘリポートに備え付けられているパソコンを操作する。そしてすぐに戻ってきた。

「何してたんだ?」

「私の部屋のパソコンに用意しておいた妨害用のソフトを起動してきた。これでこの基地の通信系は全滅してるはず」

「……さすが天才」

「それほどでもあるわよ」

 フフッ とシェンツァは不敵に笑った。敵にしなくてよかった本当に思う。俺はヘリに乗り込み起動する。

「ねぇ、広野」

「何だ?」

「行先って決まってるの?」

「ま、大体はな。ただ直接行くのも危険だから途中で知り合いのところに世話になるつもりだ」

「その知り合いって信用できる?」

「ああ、確実だ」

「そう。なら……全部広野に任せるわ」

「ああ、任せとけ。行くぞ」

「うん」



ヘリは飛び立つ


終わりと始まりを抱えて


新たな明日に向かって


ヘリは飛び立つ


第一部、完


第二部 予告


 ツィオーネから逃げ出すことに成功した2人は安住の地を求めて歩き出した


 そんな中、水樹の知り合いの力を借りる為に知り合いの家に寄った2人


 水樹の過去を知るシェンツァ


 シェンツァが抱えていたものを知る水樹


 そこで2人は何を想うのか


 2人の物語は次のステージへ


 第二部、『シェンツァ~Second Stage~』


 近日、連載開始


はい。カイトです


無事に第一部最終話が上げられました。よかったです


さて、作品内でも言いましたが第二部は近日開始です。今まで5日間隔程度で上げていたのでできれば次も11~12日ぐらいにあげたいところです

ただ諸事情があるためこの先の展開がどうなるのかもちょっと分かってません

詳しくはブログの方で説明するかもです


あくまで未定、というか確実ではないのですが3月下旬頃からうp主引っ越し+パソコン購入なのどもあって大学入学後、新しいパソコンが手に入るまで更新できない可能性があります

友人の物を借りるなども考えていますがその期間の更新がどうなるのかは未定です

なのでどうするのかが決まり次第ブログで報告の可能性が高いです。ブログは↓です

http://kaito721.blog122.fc2.com/


まあ早めに決めます。待たせるのも悪いので



長くてすいません。ほんとすいません。でもあと一点だけ

第一部を呼んでの全体感想欲しいです。今後描く時の参考にしたいのです。ここのアカウント持ってる人はココにコメントを。その他の人はブログの記事にコメントしてくれると助かります。


では、ここまで13話。読んでくださった皆さんには感謝を

そしてこの先も読んでくれることを期待して


心から、皆さんに感謝を

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