1000文字でラジオ小説を書こう!(本文1000文字)
※現在、編集者閲覧者以外はスプレットシートのコピペができないようです。色々弄っているのですが今のところできていないので参考に留めてください。
プロットの方が長くなる。話が膨らまない。お題縛りきつい。
本稿は某声優さんに自作を読んでもらいたいけど短くまとめるのが苦手な人達のために以前の投稿作とプロットを晒したものです。
https://x.gd/z5bT9
【プロット段階で長い!】
https://x.gd/55iBH
(参考書籍:『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと』)
三幕構成は短編長編共に使えるので便利。
自作にも使ったチャートを用意しました。
行き詰まる前に一度あなたが伝えたい物語を整理してみましょう。
その上であらすじを3行にまとめてみましょう。
【話が膨らまない!】
未だ炎上するテーマを使い文章を圧縮。
あなたが書きたいことは他の人が語り尽くしています。
今回は文章が短くできたので舞台を異世界に。我々の常識が通じないから自由に書けるが、逆に解説も必要になってしまう。
筆者は『Miss Tod』(http://www.misstoddfilm.com/)と言う既存の短編映画をモチーフに産業革命期ファンタジーを書いた。
小学生の絵本くらいの文章量。
逆算すると書けることは限られる。
実際の脚本では情景描写は省かれて監督や美術さんの仕事になる。
しかしながらあなたが書くのは小説でもある。
【お題縛り!】
当時のお題は『ドラゴン』。
世界観を決定づける秋津虫は『俳句歳時記』から。トンボは英語でDragon Fly。お題から言い換え辞書を読んでみましょう。
歳時記は過去の偉人たちのエモく短くまとめた表現を参考にでき、さまざまな行事や言葉が季節ごとに紹介されていて異世界の暦を作るのにも役立つ。
資料本の購入費用がない?
図書館を使いましょう!
司書さんに『1000文字でラジオ脚本を書きたいです』など明確に相談するといい本を探してくれる。レファレンスといいます。
大きな斧を背負った女性魔王。何故か登場しない主人公の母。小道具として使える設定は過去作からでもなんでもリサイクル。でも単品として読める作品にします。
解説は見栄えのするシーンを三つ選び本文描写で。三幕構成は俳句でも使われていますね。季語がこの場合お題です。
エモいシーン三つで全体あらすじを書き、エモくない部分はバサバサ切りましょう。日本語は表現する上で便利な言語であり、裏テーマを打っ込むのも容易。ここで言う裏テーマとは『読者にとって知らなくても問題ない』作者が最も拘りたい部分です。
では頑張ってね!
参考書籍
映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと
(シド・フィールド著)
レファレンスと図書館 ある図書館司書の日記
(大串 夏身 著。絶版本だが電子書籍Kindle版や図書館で入手や借りることができる)
先にお題やテーマに合わせた1000文字以下の作品(※絵本)を一通り読んでみましょう。あなたの専門知識を活かせる分野で話を書くのもお勧めです。
俳句歳時記
各社編。筆者はカドカワの合本俳句歳時記第5版を用いている。
お題で小説を書けない人の多くはその単語に対するイマジネーションが足りていない可能性があります。まずは広辞苑(※辞書で書いてあるような定義的最大公約数的な意味はデノテーションと言い、広辞苑が得意です)を読んでみましょう。
次に新明解国語辞典(※しばしば個人的な、言葉が喚起する情緒的、状況的な意味はコノテーションといい新明解国語辞典が得意だそうです)を読んでみましょう。
あれ? 全然違うと考えた方は正解です。
お宅に辞書がない方はインターネット辞書(コトバンクさんhttps://kotobank.jp/ Weblioさんhttps://www.weblio.jp/)を使ってみましょう。インターネット上で公開されている辞書の比較や関連用語や記事までわかります。
さらに『似た言葉使い分け辞典』などの類語辞典を読むとお題でいくらでも小説が書けるのではないでしょうか。学研の『I see all』は猫の項目に1ページ費やすカラー図つき英語圏生活文化情報辞典です。私は一生これで小説書けます!