トウマ異世界で自分そっくりな人を見る
「ここだよ」
女の子が森に少し進んでいたら、家が見えてきたのでそこかなっと思っていると、女の子がそこが家だと言うので、やっぱり女の子の家だった。
「ここが君の家?」
俺が女の子に聞くと、女の子はこくこくと首を縦に振った。
「うん、そうだよ」
女の子はそう言うと家に入っていったそして入ると、女の子は俺を椅子に座らせてなにか準備を初めていた。
「今お茶を用意するから、そこで座って待っててね」
女の子が準備をしている間、俺は暇だったので女の子を手伝おうと思っていると、自分の今の格好を見て手伝うのを止めた。少ししたら女の子がお茶を持ってきてくれたのでお茶を飲んだら少し落ち着いてきた。
「それでお兄ちゃんは何であそこに裸で居たの?」
「いや、それが俺も覚えてなくて、それよりも俺は此処が何処だかも知らないんだ。」
俺がそう説明すると女の子は不思議な事を聞いてきた
「それじゃあお兄ちゃんは私のお兄ちゃんじゃないんだね」
私のお兄ちゃん?女の子がそんな事をつぶやいたので俺も不思議に思って聞くと
「なんで俺が君のお兄ちゃんなんだ?」
そう聞くと女の子は走ってなにかを取ってきたそれを俺が見ると驚愕しただって女の子は鏡と家族写真を持ってきたのだがそれを交互に見ると俺にそっくりな人物が女の子の手を握って写っていたのだ。
「この人は君のお兄ちゃん?」
俺が聞くと女の子は俺を見ながらそうだよと答えた。
「そうだよ私のお兄ちゃんは魔族との戦争に行ったんだけど、戦争が終わっても帰って来なかったから死んだんだって言われたんだだけど森に行くとお兄ちゃんそっくりな人が居たから私もビックリしちゃった」
つまり女の子は戦争で帰って来なかったお兄ちゃんを俺と思ってそれで家にまで連れて来たのか。
「だけどやっぱりお兄ちゃんじゃなかった家まで連れて来ればお兄ちゃんなら思い出せると思ったんだけどやっぱり違うんだね」
女の子はそうつぶやきながら悲しい顔をしていた、今でも泣きそうなのに我慢して耐えているのだ当たり前だ、お兄ちゃんにそっくりな奴が現れたんだもしかしたらお兄ちゃんかもしれないと思うのは仕方ない
「それで俺はこれからどうすればいいんだ?」
「そうだね、一応服は貸すよ、それでお父さん達が帰った来たらご飯だから今日は泊まらせてあげる。
明日からは好きにしていいよ家から出ていくのもありだしここにずっと住んでもいいよ」
「ここに住んでもいいの?」
そんな事を望んでいる訳ではないんだけどここに来た目的も何をすればいいのかも分からないから確かに助かるだけどそんな事を言うのは失礼だから出て行くしかないかなと思ってたんだけど
「だってお兄ちゃん何も覚えて無いんでしょうそんな人を放置しているわけもいかないし私も助けられることなら何かしたいからね」
こんないい子を産むなんて女の子の両親は絶対にいい人だと思う
「それじゃあ少しの間よろしく頼むよ」
「うん、分かった私の名前はコナミだよ。」
「俺の名前はトウマ」
「名前は覚えてるんだ変なの」
女の子はクスクス笑っていた