ロスト
下僕達のパシりである志津が居なくなったことはあまり気にしなかった。もともと、凛によって壊された女だ。もともとプライドが高く生意気な女が堕ちぶれた姿は見ていて滑稽だったが、居なくなったからといって困ることは少ない。
今日は僕の抱き枕であるロリっ娘麻里に、にゃんにゃん番長桜のお仕置きを命じていた。面白そうなので僕自身も参加する。
「美味しそうに食べるんだよ」
桜はまだぎこちなくそれを口にする。
「もっと奥までいきなよ」
麻里が、か弱い手で桜の頭を掴み押し込む。
僕はそれを見下ろしている。
「オエッ」桜は咳き込み涙を浮かべ、その意外と幼い顔をロリっ娘に向けた。「無理です」
「にゃん!」ロリっ娘はそこに厳しい。
「む、無理だにゃん」
「私の旦那のが食べれないっていうの?」
いつから旦那になったのか。抱き枕の分際で生意気だ。
桜に向かって罵声を浴びせている麻里のツインテールを両手で力一杯引っ張り先程桜が食べていたものを食べさせる。
麻里の目から大粒の涙が溢れている。
そんなことは気にせず、桜に麻里をいじめるように言う。
ことが済んだ頃、麻里の尻は真っ赤に腫れ上がり身体は僕が書いた落書きで埋め尽くされた。
これで暫く僕に生意気な発言はしてこないだろう。
凛を堕としめる作戦が思い浮かばないまま、何日か僕らは同じ遊びをしていた。
しかしある日、麻里は僕を避けるようになった。




