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復讐

 「第三位」女番長大川桜を堕としたのは現実世界でのことだった。

 

 ある日、いつものように現実世界に引き込まれたとき、僕は保健室のベッドに横たわっていた。全身に広がる猛烈な痛み。ここまで容赦なく人を殴れるやつは僕が知る限りあの女だけだ。


 僕が目を開けたのに気付き麻里が飛び付いてきた。押し付けられるぺったんことつるつるな部分により再び広がる強烈な痛み。事態に気づいた麻里はずっと看病してくれていたみたいだ。

 

 僕はこの事態の犯人である大川桜に復讐することにした。


 桜の性癖についてはパラレルワールドで凛から聞いていたので、 芹沢一華を堕とした方法が使えると確信していた。

 しかし、パラレルワールドでは凛から「しばらくおとなしくしていろ」と言われたので、実行に移すことはなかった。


 しかし、この現実世界では凛と僕の関係はできていない。

 麻里に計画を告げると快く受け入れてくれた。残念ながら僕は参加出来なかったが彼女は一人で女番長桜を堕としたらしい。

 後に聞いた話では行為の最中、ちょっと喋ってたらいい子になったと言っていた。喋ってたとは自慢の毒舌のことだろう。


 僕は現実世界で無事復讐を果たしたが困ったことが一つある。

 パラレルワールドに戻ったとき、なぜか桜は「お漏らし番長」と呼ばれ、学園の笑われ者にまで堕ちぶれていた。

 その時から凛の態度は明らかに変わっていた。

 そのことに恐怖を覚えながらも次のターゲットを見定める僕がそこにはいた。

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