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悪魔のささやき

 幼稚園からの腐れ縁、海藤綾は僕の唯一の友達だった。


 僕らはいつも一緒だった。小学校の運動会で転んで泣いてるときも、中学校の修学旅行で迷子になったときも、綾は僕の所へ来て抱きしめてくれた。くれてたのに…


 高校一年の春に金持ち令嬢、金城志津に目をつけられクラス全員から無視をされ、その後クラスの一軍達は僕に嫌がらせを始めた。

 その時、綾は来なかった。それが彼女の罪。「助けない」といういじめだ。



 そんなことを思い出しながら凛の膝に頭を預ける。

凛と綾は同じクラスだったので話を聞いてもらっていた。



 「あなたの下僕達を使えばいいじゃない」

  パシりと化した金持ち令嬢、志津を片手で弄びながら僕の頭を撫でる彼女の声に黒いものを感じた。


 

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