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パラレルの始まり

 僕は今パラレルワールドにいる。

 少し前から現実世界とパラレルワールドを行き来できるようになった。

 その方法は簡単で授業中に居眠りするだけでいい。


 そうなった経緯について簡単に説明しよう。

 

 

 僕は東高校に通う高校三年生の加賀見太郎(かがみたろう)。メガネに天然無造作ヘアー、ちょっぴり出たお腹がトレードマークの「東高校でいじめられてるランキング」で毎年一位。ついには殿堂入りを果たした。


 そんな僕の唯一の楽しみは昼寝だった。ある日授業中に居眠りしていたら、「きつめの顔にきつめの性格がたまらないランキング一位」の英語教師、花子先生に怒られた。それは毎度のことなのだがなぜか態度が違う。全てに無関心、生徒に愛など持ち得ないはずのその目は甘さを秘めており、毒しか出てこないような口元は僅かに笑みを浮かべている。


 放課後僕は花子先生に呼び出された。こんなことは今まで一度もなかった。恐怖を覚えながら誰もいない視聴覚室に入る。


 そこにいた花子先生は僕の顔を見るといつものきつめの顔で怒りだした。

 「私の授業では寝ない約束でしょ」


 そんな約束した覚えはない。まず会話などしたことがない。


 「寂しくなっちゃうじゃない」

 きつめの目尻を下げ、長い髪をひとつにまとめていたゴムをとる。


 なんだかエロいぞ可愛いぞ。


 

 「もう寝ないでね」

 そう言いながら僕の頬にキスをし、去っていった。


 何が起きたのかその時はわからなかった。これがこのお話の始まりであることも。

 

 




 

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