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元に戻りました。
「よしよし、ちゃんと隠せたな」
お祖父様はそう言ってとても、満足そうです。
でも、私としては何が起きたのかよくわからないので具体的な説明が欲しいところなのですが…。
どう反応していいか分からず困ったままお祖父様を見上げていたら、横から手鏡が差し出されてきました。
顔を向けるとお兄様が鏡を持ってこさせてくれたようです。
「見てごらん」
そう言ってくるお兄様の表情は先ほどまでよりずっと穏やかでいつものお兄様に戻っているようです。
私は言われるまま受け取った鏡を覗きこんでみました。
「あ…」
なぜでしょう?
やはりこのペンダントのお陰なのでしょうか?
変わってしまっていたはずの瞳の色が元通りに戻っています。
それに私はほっとしました。
やっぱり、見慣れた色が一番です。
「これならなんの問題も無かろう」
お祖父様の言葉にお父様もお母様もほっとしたような表情をしています。
私も面倒事に巻き込まれることがなくなりそうなので、ほっとしました。
すみません、やっと続きを書きました(´・ω・`)
今度からもう少しマメに更新したい…。