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とうとう…
領地へ移った私は学園入学までの7年間を平穏?に過ごすことが出来た。
そして、平穏な学園生活も5年目を迎えた。
そう、5年目。
つまり、1つ下の学年に例のヒロインが編入してくるのだ。
あれから、断片的に思い出すゲームの概要をなんとか繋ぎ合わせ、彼女が私より1つ年下であることは思い出したのだ。
でも、肝心の死亡ルートの相手が思い出せないのよねぇ。
仕方ないから、そこはもう諦めていたりする。
とりあえず、彼女がメインの王子ルートを選んでくれれば死亡フラグは立たないのだし。
だったら、邪魔よりもむしろ協力だってしちゃおう、くらいな感じに思ってたりもする。
まぁ、私がライバルになるはずだったわけだけど、王子との婚約は断り続けて、現在に至るわけだし、ライバルがいないわけだから、是非とも勝手に二人にはくっついて欲しいところだ。
そんなことを思いながら、私は5年生を迎えたのだった。
はい、一気に成長しました。
やっと、ヒロインや攻略者たちとの絡みになります(>_<)




