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世俗における失敗したくない行為に対する態度

まあ、日が空き日本へ飛び戻るのも近くなったわけだがちゃんと教法学の考察は続けねばならないのだ。何せ、ファイクレオネの歴史創作を行うのに必要とされているのがこのリパラオネ教法学、歴史は宗教的基盤から発達するものでうんぬんと考え始め、まあ世俗が聖なる学問上の考えをどう捻じ曲げるかはまた考察の的となりうるが、そんなことは後回しにして今は取り敢えず教法学の構築という名の駄文を書きまくることが大切なのだろうと思うこの頃である。というわけで、取り上げる話題に困ったのでS.Y.に訊いてみると、「何か大切な失敗してはいけないことに対してはどのように祈ったりするのか?」という割と日本人っぽい事をきいてきたので、まあ文化依存な前提にしろ今回は【世俗における失敗したくない行為に対する態度】という名前で取り上げていきたいと思う。なお、パソコンが壊れてしまい、書くために使っている媒体がタブレットなので誤字やらいろいろグダグダになっているかもしれないがご了承願いたい。

1.「願う」ということ

 願うことに対してはリパラオネ教においては一つの立ち位置があると思える。「私のみがなんぢ方の主なり。主を信じたまへ。」と八戒にもあるように教法では本質的にはアレフィスが世を動かしているので、その行く末は神によって良いものであるか、悪いものであるかは保証されているのである。何がどうなってもそれは神によって決められているので、信仰によってはスキュリオーティエに「彼らを助けるために私を連れて行ってください、アレフィス様と神国は長しえに、あなた方のような荒地に立つ信仰者のためにおります。」(Skyli'orti'e.1:4 8^11)や「信仰に満ちた人間は、あなたが神国への転生者であることを証明されます。」(Skyli'orti'e.1:4 14^15)と書いてあるように信仰者は神国ではよりよく扱われるという解釈であるらしい。また、「信者は我々を受け入れるだろう、しかし、除いたものはドルムに犯された人間になってしまうだろう。道を空けよ。整えられた道は神のものである。」(Skyli'orti'e.1:5 17^19)とあるように神を信仰せず、リパラオネ教の教義に反する者はドルムになってしまうとなってしまう。それについては、スキュリオーティエのヴィレティやリパラオネ族の扱いによって自明である。ファシャグノタールやアンポールネムにおいても同じように信仰者は必ず神によって救われている。何故かは、信仰をもっているからなのだ。リパラオネ教徒は強い信仰があれば、神がそれを導いて人が正しく生きていくことが出来るのは次の文からも分かる。「神、アレフィスさまは人をドルムから守ろうとしている。これはフィアンシャンを見ることでも解かる。神は全知全能の母、母が子を守るのは当然のことである。アレフィス様を信じどうすれば母に従えるかを知り教える者は母に好まれます。」(Amporlnem.lech:9)。というわけで、結局のところ何を言いたいのかというと、何か大切なことがあるといってもそれの行く先を神への祈りでどうとすることは出来ないのだ。信仰の強さ、アレフィスへの信用こそがその行為の行く先を表す。例えば、ちゃんと信仰しているのであれば、なんらかの試験で赤点を取っていたとしても、それはちゃんとアレフィスがそうして信仰者をより良い生へと導いているのである。つまり考えて、アレフィスの信仰は「なるようになるさ」理論であることが分かる。

 アレフィスは常に正しいのだから、その導きも自分の信仰への自信があれば常に良いものなのだ。

うむむ、なんだか適当な結論に至ってしまったような気が否めない……

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