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最高神キレる。そして、コウキの思い。

ヘルメスが大鎌を振り下ろす…。そして、この世界は更地に…なる事なかった。当然だ。結界を張って大鎌の威力を下げ、そして、大鎌を左手の人差し指と薬指で真剣白刃取り。うん、カッコ良く決まったね。誰でも、人生に一度はやってみたいよね。まぁ、でもそれが今だとは予想してなかったけど。ん?鎧?脱いだよ。邪魔だし。


《へえっ?なんで?》

ヘルメスが驚いた顔はじめてみた。新鮮だね。まっ、そんな事はどうでも良いか…。


「ねぇ?この世界、壊すきなの?」

ちょっと、僕も御説教しなきゃね〜


《な、何者なの?》

あれ?気付いてない?マジで?ってそん事はどうでもいい。


「そんな、ことより周り。皆んな、気絶してるよ?さっさと起こして!急展開過ぎて、誰も付いていけてないから。僕は、状況を把握したいの!分かる?だから、起きてる人が居ないと困るの!」

久しぶりにキレた。だけど、僕は悪くない。いきなり勇者召喚からのヘルメスによる世界の更地。

意味が分からないっつーーの。勇者召喚までは、分かる。だが、それからが分からない。意味が分からない。てか、分かりたくもない。


《ひゃい、わかりまひた。今すぐ起こしてきましゅ》

…。キャラがブレたな。

まっ、僕には関係ない。知った事か。


ヘルメスは大人しくなり、その場にいた数人をピンダで起こさせた(雑すぎる)。起きた者達は、最初寝ぼけてポケッ〜としてたが時間が経つにつれ徐々に目が覚めてくると同時に顔が青色に変わっていく。「大鎌で更地に!」を思い出したのだろう。そして、自分が死んだのか?と疑問符を浮かべている。


《………。》

仕事を終えて来ました。何か分かんないけど、取り敢えず許して下さいみたいな顔すんな!


「なら起きた奴、全員に今起きた事をさっさと話してこい」


《ひ、ひゃい、です》

キャラがぶっ壊れたみたいだな。


その後、10分に渡るヘルメスによる説明により、皆が僕の方へと視線を向ける。


「ハクか?おはよう」

コウキは、まだ寝ぼけ眼なのだろう。片目を手で擦りながら視線を向けた先の俺に声をかける。正に爆弾発言。てか、何で下の名前?


「「「ふぁ?」」」


聖職者、姫、おもっいきし素が出てるヘルメス

というか、バレた。(コウキによって)


「ハク様なの?でも、顔、身長…」

ようやく元に戻ったヘルメスが何度も僕を見返しながら言う。


「アホかっ、変装しない訳ないだろ」


「それも、そうか…。そうだよね。でも会えて良かった」

……。そんな、涙ぐんだ目でみるな。反応に困るだろ。


「あ、あ、貴方が最高神様…。」

そうだ聖職者よ、我こそが最高神様だ。フハハハ。


「まぁ、肩書き上はね」

そう、肩書き上は…。僕は、「やらない」って断ったのに神議会で満場一致で可決。本人の意思など無視。可決した理由も「側に居たいから」ヤンデレが言いそうなセリフだった。


「さてと、元の姿に戻るかな」

バレたなら、もう隠す必要もないだろう。纏っていた妖気を身体に戻す。

身長的に180ぐらいの長身。黒髪で毛先は白。髪型はV系?目は左目が赤で右目が金色で着物を着ている。そう!俺である


「なっ、な…。」

聖職者もビックリ。


「……。」

姫様黙り。


「………。(ポッ」

ヘルメスも黙りなんだが…。顔赤くすんな。


「へぇっ?」

コウキもビックリ。


「さてと、自己紹介が遅れたな。最高神のハクアだ」

自己紹介は大切。自己紹介は大切。大事な事なので二回言いました。


「ハクアさまぁ、僕は、僕は、僕は」

取り敢えずこいつは、ほっといてっと。


「か、影縫なのか?」

おっ、目が覚めてきたらしい。


「ああ、俺は正真正銘の影縫 白亜だか?」


「……。騙してたの?」

コウキは顔は、地面に向いてる為分からないが。怒っているのだろうか?まぁ、正義感が強くて真実を追及するような奴だからな。無理もない。だが、次の発言でこいつの見方が180度変わる事になる。


「ぼk....。わ、私、を騙していたの?。私は、私は、影縫くんの事が好きだったのに…。好きだったのに…それを騙して…」


………。は、はい?好きだった?俺を?お前、男だろ?ま、まさかホモ…?ギャァァァ。いや、でもそれでも一人称を私にわざわざ変えたって事は…


「ハク?この子、女の子だよ?」


「「「は、はーーーーい?」」」


姫様も聖職者もそして俺もビックリ。

てか、姫様ざまぁぁぁぁあ。恋心抱いのは女の子でした。

でも俺、何故に気付けなかったんだ?心を読めば一しゅn…。あっ、男の心を読むとキモいから読まないようにしてたっけ?。でも、コウキが女?てか、好きなら俺が虐められて時、助けろy…。あっ、気付いてなかったんだっけ。いっけね、忘れてた。あと、考えてみれば声も女って言われても違和感がない。


「うっ、う…、」


な、なんだよ?なんで、周りはジド目で俺もみる?俺は、泣かせていないぞ?勝手にコウキが泣き始めたんだ。俺は悪くない。が、しかし原因は100%俺にある。


「確かに、いきなり言われても困るよね…。でも、これなら分かるでしょ?」

そう言って、後ろ髪を弄り始め、髪留めを幾つか取る…。すると、黒い何かが髪から落ちる。否、髪だった。髪から髪が出てきた。それに、落ちた訳ではなく元長さに戻っただけであった。髪は肩にかかる。そして、目を擦り涙を拭き取る。


「これなら、分かるよね?」


「お、おお、そうだな。」

ヤベッ、一瞬見惚れた。


「ごめんなさい、私も騙してたね。それに、虐めに気付いてあげられなくて…ごめんね。本当にごめんなね。辛かったよね?苦しかったよね?ごめんね。もっと私が早く気付いてあげていれば。傷付かずに済んだのに…。全部は私をの所為だね。ごめんさい、ごめんさい、ごめんさい…」

ヤヴァ〜イ、また泣き始めちゃったよ。しかも、なんかヤヴァイ系オーラが出てる。

まぁ、でも泣いてる顔、以外と可愛i(殴


取り敢えず。こコウキの方へと足を進めていく。こういう時、俺が出来ることは…。

うん。やっぱり、大した事は出来なそうだな。


「ごめnはひっ!?」

コウキの頭をそっと撫でる。優しく、優しく。正直これぐらいしか俺の中で思いつかない。

撫でられてるコウキは少し顔が紅色なっている。泣いてはいるが嬉しそうである。その顔は可愛いく、そして美しさがあった。









だが、俺は忘れていた、この光景を面白くないと感じるあの者を。


「はく〜?少し痛いかも知れないけど我慢してね〜(笑顔」

そう、皆んなご存知の通りヘルメスである。遥々、次元を超えて会いに来たのに、「ようやく会えた」っと思ったのが束の間。他の女の子に目を奪われ、さらに、イチャッついてるのである。補足だが、ヘルメスは頭を撫でてもらった事など一度もない。それも、怒り(嫉妬)の要因なのだろう。


「お前、何する気d[ドカッ]…グハッ」


最後まで、言い切る事が出来ずにヘルメスの蹴りがハクの背中に炸裂。当然、吹っ飛ぶ。目の前にいるコウキも一緒に。

ハクは、コウキが怪我しないよう抱き締め背中を後ろにする。


ドッゴーーン。


壁に激突する。壁が少し砕けたね。


「コウキ、大丈夫か?」


「ひ、ひゃい。だいじょびゅでひゅ。」

かなり動揺してるが大丈夫そうだな。


あと、コウキが「抱き締めらた、抱き締められた、影縫くんに抱き締められた」とぶつぶつ呟やいているが気の所為であろう。僕は、そう信じてる。









コウキ視点で、コウキの過去を書こうかな?うん。いつか、書こう。そのうち書こう。

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