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最高神の愚痴と弱点(短話)




ヘル達は、ギルドの机で会話していた。さて、コウキとサクヤにどう説明するか。。。


「ハク〜、お帰りぃ〜。」


「か、影縫くん!?」


「……ご、ご主人はん」



あっ、やっぱり引いてるわ…。


「悪い遅くなった。今から、宿取りに行ってくる。少し待っててくれ」


正直な所、雰囲気的早く立ち去りたいのだ…。このまま、気不味い空気にいたら精神メンタルがオワル。最高神だって、辛いものある。幾らでも。特に力ゆえの孤立。それゆえ苛虐。


世界リアルとは、残酷なものであり複雑な環境である。俺がゲームや漫画、アニメ、ラノベにハマった理由もそこにあったのかも知れない…いや、そこにあったのだ。


そう、何時の時代も何処の世界も…結局は何も変わらない。変わるのは、虐め方が巧妙になるぐらいだ。たかが、少し周りより劣ってるだけで馬鹿にされ虐められる。そして、虐めを見てる周りは「あー、カワイソー」とか言いながら笑ったり「自分、じゃなくて良かった〜」と安堵しつつ哀れ目で此方を見てくる。


しかし、だからといって逆なら良いというわけでもない。スポーツ、学力、性格、容姿が優れてる。結局、そういう奴らも虐めの対象である。「あいつ、調子乗ってね?」、「相変わらず羨ましいネェ〜、才能って」とか言うのである。才能なんて一言で片付けるのは間違っていると思う。努力しないで、才能だけで生きていけるか?無理だろ?。スポーツの才能があっても筋力や体力がなかったら元も子もない。それに、スポーツ選手で練習しないで試合に出場なんてあったか?普通ないだろ?才能なんて、努力あってこそのものだ。まぁ、努力した所で変えれるものと変えられないもの。努力して、意味があるものとないもの。がある…こればかりは仕方がない。


詰まり、良くても悪くてもダメって事だ。自分の短所は馬鹿にされ、長所は人に妬まれる。理不尽だ。全ての世界が理不尽で残酷で厳しく苦い。「目立たず、普通に生きればいい」と言う奴がいるかも知れない。が、目立たない事が短所になった?その人がもし普通じゃなかったら?人より劣ってたり、優れてたりする場合は如何するんだよ?てか、普通って何なんだ?


てかそもそも、俺自体が異常なのに如何やって普通に生きるんだよ。普通に生きれるわけねぇだろ。人を助けた所で化物バケモノ扱いされて殺されかけたしな(死なないけどな)。正直、怒りが湧くが。が…同時に虚しさを生む「何故、自分が世に存在してしまったのか?」、「何故、自分は異常バケモノなのか?」、「何故、孤独なのか…?何故……、」もいうやめよう。虚しさが悲しみに変わってくる。ああ、泣きたくなってきた。でも、泣いたら…色々な感情で心がきっと壊れる。そう心疾患になるなきっと。だから、もし泣いたら死ぬ。心がない人(?)なのど生きてるようで死んでいるようなものである。


あー、俺ってメンタル弱いなぁ〜。てか、何か頭痛が……、。あー、そうだった俺って精神的なダメージは肉体に直通だった。俺は精神が不安定になると幻覚、目眩、頭痛、吐き気、発熱など色々起こすの忘れてたわ…マジ自虐乙。


最高神だからって、病気にはかかるし精神病にもなる死なないだけで…(生き地獄?って奴だな)。てかヤベェ、意識が…。頭痛が…。ああ頭カチ割れる…。


「ハク〜?お〜い?聞こえてる〜?」


「ああ、悪い」


ポーカーフェイス。兎に角、今は耐えろ。てか頼む保ってくれ…。顔に出るな。バレないように奥歯を噛み痛みに耐えるんだ俺


「宿を取りに行くのは〜、良いけどぉ〜。ネビちゃんとギルマスが何故寝ているのか?教えて、、?」


ははは、そうだっt…説明しなk。いや、むりだキッぃぃ……。クッ…。マジ頼むネビ起きてくれ。あ、契約の念話なら!?チッ…頭痛で念話が上手くできない…


《ネビ…、起、…き……、ろ》


しよ、正直一言でも辛い。てか、熱も出てきやがった。ポーカーフェイスじゃキツイな…妖気で薄い仮面をつくるか?…作ろうとして頑張るが上手くいかない。当たり前か…クッ、…。ポーカーフェイスでか…


「ご、ご主人!!、」


お、起きたk…、a…れ…身体の…感覚g…、


「へっ、?」


この時、俺は何とも間抜けな声を上げた。


「は、ハクッ‼︎」


「影縫くん⁉︎」


「ご、ご主人はんっ!?」



多分、あの時はそう言ってたのだろう。皆んなの声が聞こえたしな。だが、その言葉を理解する前に…目に映っていた景色が先に消えた。






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