表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/21

店の味。そして、余った時間の活用は?

店で、飯なう。ネビのご機嫌取りの為に来たのだが、俺も腹が減りパンとスープを頼んでしまった。ネビとヘルメスは、ビール。コウキは、ジュースを頼んだ。


正直に言うと…美味くない。地球の料理の方が美味い。いいよねぇー、日本料理でしょ、中華料理でしょ、韓国料理、フランス料理、ドイツ料理、その他もろもろ。それに、インドのカレーとか…。


「冷えてないよ」


「だな」


「ですね…」


「自分で冷やせよ、氷ぐらい作れるだろ?」

正直、俺はビールなどは好きじゃない。チューハイ系、ワイン系の方が好みだ。甘味があるお酒が好きなのだ。「お子ちゃま」とゼウスに言われたが好きじゃないのだから仕方ない。


「私、魔法は使えないよ?どうやって氷作るの?」


「じゃぁ、ウチが作ったるぜ」


「僕は、自分で作れるから大丈夫」


氷を作り、飲み物が入ってる容器にポチャンと入れる。氷の入ったグラスを揺らして飲み物を冷やしている。俺も飲みたくなってきたな。よし、飲もう。

実は、飲み物を冷やして入れている空間があり冷蔵庫に近い。飲み物の種類は豊富である。そして、空間は時間が進まないよう設定してある。

(ワインは当然別だが…、熟成しないワインとかヤダろ?)



空間からレモンスカッシュを取り出す。

あっ、言い忘れてたけど自造酒なんだよ。凄いでしょ?

えっ、酒税法?ナニソレ、オイシイノデスカ? それに、バレなきゃセーフなんだよ。知ってたか?


妖気でグラスを作り、作ったグラスに氷をメッチャ入れる。そして、氷がメッチャ入ってるグラスに自作のレモンスカッシュを。グラスに注ぎ終わったら、グラスを揺らし氷がグラスにあたる音、炭酸の弾ける音を聴き。最後に、グビッと呑む。クヒァァァァー、我ながら最高ダネ〜☆。

実際の処、俺は酔わない体質だ。なので、正直ジュースを飲むのと大して変わらない。つまり、雰囲気で酔うのだ。


「あぁー、ズルーイ」


「ねぇ?それお酒だよね?」


「ご主人、ウチにも少し分けて」


「ズルくないだろ?これは、自分で造った物だ。それと、コウキ。俺は、歳的には遥かにお前より年上だぞ。」


と言い返す。そして、飲み切っていないグラスをネビに渡す。すると、にぱぁ〜と顔を輝かせた後グラスの口の部分を見つめ「良し、心の準備は出来たぜ」と呟き一気に飲み干す。一気飲みは、急アル中になるぞ?


「ご主人と、間接キス…しちゃたぜ(カァァァ」


おい、其方が目当てかよ…。それと、ネビ顔赤い。多分、酒の所為じゃないな。

でも、結構可愛いなぁ、おい。

ネビは、言葉遣いは荒いが、誰よりも乙女なのである。ゆえに、ギャップ萌えがパネェー。



「ぁぁぁぁぁぁあ、ネビちゃん抜けがけズルいぃ〜」


「か、か、かかかか間接、き、ききぃぃ、キスゥゥゥ、」


コウキさんや〜〜い、大丈夫か〜?お前も顔赤くなってるぞぉ〜?


「間接キスぐらいで騒ぐなよ。ていうか、話は変わるがギルドはここら辺にあるのか?」


この世界に、ギルドが存在してるのは確認済みだ。


「ひぇっ!?、え、えっと確かあったよ。此処からだと…五分ぐらいかな?でも、それが如何したの?」


「ギルドカードだね?」

確かにそうなんだが…


「この世界の管理神に早急に伝えて貰った方が早そうだな、何枚にしとく?」


さすが、ネビだ。俺の意図をしっかり理解している。そう、単なるギルドカードが欲しい訳じゃない。

あっ、!?いけっね、ギルドガードの説明していなかったわ…。

平たく言えば、身分証明書だな。えっ?ステータス見せればイイじゃんって?其処は、アレだよ。例えば、通行税を免除とか色々。


「そうだな、一応…6枚かな?どれくらい時間がかかる?」

ヘルとコウキは、「ギルドカードの話だよね?」と呟きこちらを見返す。


「如何だろうなぁ〜、大体2時間弱は掛かるんじゃねぇか?」

やっぱ、それくらいは掛かかるか…。まっ、しゃあない。


「そうか…。分かった。ネビ、管理神に連絡頼む。そして、余った時間は…」


「ウイっすご主人。それと、やっぱり…余った時間は…」


「「『奴隷を』買おうじゃないか」買うか」


ネビ、やっぱお前最高。

っ…。なんだよ二人とも何でジト目で俺を見るんだよ。イイじゃん、奴隷。奴隷を買うのは、テンプレだろ?








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ