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いろほしさま

作者: 成夜
掲載日:2015/05/17

ある日、神様がいいました。


「あたらしい星をつくろう」


そこで、神様に住人として星で一番おとなしい素直な「アオ」と一番おおらかでしっかり者の「ミドリ」、一番元気でやんちゃな「アカ」が集められました。


「できたての星だよ。きみたちの星にしようと思う。なかよく暮らしなさい」


選ばれたものたちは、さっそくあたらしい星に住むことにしました。



「ミドリ」がいいました。

「住むところには、それぞれ目印に好きないろを必ずどこかにぬることにしよう」


そうして「アオ」と「ミドリ」は、みんなでなかよく場所を分けあおうと思いました。しかし困ってしまいました。


「アカ」が住むばしょをなかなか決めてくれません。


「アカ」は

「そんなことより探検が先だ。こんなに広いんだからしばらくは決める必要はないよ」

といってどこかに行ってしまいました。



困った「アオ」と「ミドリ」は、「アカ」をほっておいて自分たちでお互いに分け合いました。



しばらくたって、神様が星の様子をのぞいてみました。


あたらしくて、まっしろだった星は、それぞれの目印のいろにぬられていました。


しかし、なかよく暮らすようにといっていたはずが、それぞれの目印が重なってしまっています。


そこで、神様は「アオ」「ミドリ」「アカ」に話をきくことにしました。


神様はまず「アオ」を呼びました。

「どうして、住む場所が重なっているんだね?」


「アオ」がいいました

「ぼくは、最初に湖に住むことにしました。今も変わっていません」


つぎに「ミドリ」を呼びました。

「なかよく暮らしなさいといったはずなのだが?」


「いいえ、神様。自分とアオは住むところを、お互いに分けてなかよく暮らしています。見てください」

といって星を指さしました。

「自分とアオの目印は重なっていません。アカが勝手に後から目印をつけていったのです」


よく見ると星はきれいに2色にぬられているが、ところどころに「アカ」の目印がまざってしまっています。不思議に思い最後に「アカ」を呼びました。


「どうして、最初に住む場所を話し合って決めなかったんだ」


「アカ」が言いました。


「星のことを分からないままでは、住む場所を決められません。勝手に「ミドリ」と「アオ」が決めてしまったのですが、この星を探検してわかったことがあります。この星は全体の半分以上が湖で、残りの半分以上が森です。これでは、私に残された場所はわずかです。なので、湖と森に少しずつ場所をもらったのです。これで平等です」



神様は困りました。


いったいどうしたらいいのだろう。










以上で完結です

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