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第7章:2人きりのはずが、なぜか4人旅!?嫉妬と誘惑の任務編!



第7章:2人きりのはずが、なぜか4人旅!?嫉妬と誘惑の任務編!


 


男に変身したままの夢音と、クラリッサ――

2人は王都近郊の森に現れた“影喰い”の討伐任務に出発した。


 


クラリッサ「……本当に、あの夢音なのよね?」


夢音「まだ信じてもらえてない……?」


クラリッサ「ううん。信じてる。……でもね、なんか、ドキドキする」


 


歩くたびに鎧が触れ合う音と、わずかに照れた沈黙。


クラリッサの頬が、少しずつ紅潮していく。


 


(あのクラリッサさんが、こんなに女の子らしくなるなんて……)

夢音は苦笑しながらも、どこか嬉しそうだ。


 


だが。


その空気は――ぶち壊される。


 


「うっひゃあ~! 見つけたぞ、デート任務っぽい2人~~!」

木の陰から、**ちっパイ(小悪魔神官)**が飛び出す!


 


その後ろには、なぜかポーズを決めるジイカ(美少年)。


「さあ、ボクもついていくよ!だって夢音くん、今は男子なんだよね?男子寮の代表として調査しなきゃ☆」


 


クラリッサ「……は?」


夢音「……なんで来たの、2人とも?」


 


ちっパイ「任務とか知らんし!アンタが男のままで任務とか、そりゃ気になるじゃん!」


ジイカ「しかもクラリッサと二人きりって、危険だよ!心も、体も、いろんな意味で!」


 


クラリッサ「……(わなわな)」


 


こうして、2人きり任務は、なぜか4人旅に突入。


 



目的地の廃神殿にて。


夢音とクラリッサが罠解除をしている隙に――


 


ちっパイ「ねぇ夢音……ちょっと、試してみない?」


夢音「な、なにを?」


ちっパイ「男のまま、キスしたらどうなるか♡」


 


夢音「ちょっ……!? ダメ、それはちょっと……!」


クラリッサ「……やめなさい、ちっパイ」

(※目が笑っていない)


 


ジイカ「クラリッサさんが独占するのはズルいと思う!ボクだって、夢音くんのファン第1号なんだから!」


クラリッサ「は?何その謎ポジション!」


 


夢音「お願い、静かにして、影喰いが――」


 


\ギャアアアア!!/

――本当に出てきた。


 



突如、影の瘴気に包まれる神殿。


一瞬の混乱。

夢音がちっパイとジイカをかばって前に出る。


 


夢音「――任せて、俺が前に出る!」


クラリッサ「待ちなさい、夢音!」


夢音「信じて、クラリッサさん!」


 


その姿は、もはや“守られるだけの夢音”ではない。


 


トレーススキルで、クラリッサの剣技とジイカの速度をコピー。


さらに、ちっパイの聖域結界をトレースして影喰いを封じる!


 


\ズバアアッ!/

決着!


 


 


◆戦闘後


ちっパイ「……ねぇ、ちょっとカッコよすぎたんじゃない?」


ジイカ「悔しいけど認めるよ、ちょっと惚れた……!」


 


クラリッサ「……夢音」


夢音「はい?」


クラリッサ「今、キスしたら……戻るのよね」


夢音「うん」


クラリッサ「……じゃあ、もう少しだけこのままでいて」


夢音「……!」


クラリッサ「だって……私、今のあなたも、すごく好きになっちゃったから」


 


 


To be continued…






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