番外編:『夢音、幼女化したらモテ期が来た件』
番外編:『夢音、幼女化したらモテ期が来た件』
夢音(幼女):「う、うそだろ……オレ、マジで……こ、子どもじゃん……」
(キスの反動で手足はぷにぷに、声は高く、髪もツインテ風にゆるふわ化)
クラリッサ:「…………(無言)」
ちっパイ:「…………(ガン見)」
ジイカ:「……(記録魔石を構えつつ)」
夢音:「な、なんだよ……なんで黙ってんだよ……?」
クラリッサ:「――――か、かわ……か、か、か、かっ……」
(顔まっ赤、鼻息荒い)
ちっパイ:「か・わ・い・す・ぎ・る・ッ!!!」
クラリッサ:「ぎゃああっ!! わたしが先に言うはずだったのにィ!!」
夢音:「な、なに競ってんだよ!? やめろって、マジで! 近い、近い!!」
ちっパイ:「ふふん、こうなったら――」
(ひょいっ)
夢音:「ひゃっ!? ちょ、なにっ!?」
ちっパイ:「幼女の夢音は! 私が守るッッ!!(ドヤッ)」
クラリッサ:「待ちなさいよぉぉぉお!! そのふにふにの夢音は私が抱っこしたいのぉぉぉおお!!」
(がしっ!とちっパイの背後から羽交い締め)
ちっパイ:「くっ、この柔らかさ……軽い……あたたかい……夢音、天使か……!」
クラリッサ:「あああああ!!! わたしだって! だっこしたいっ! 耳も尻尾もつけてぇええ!!(錯乱)」
夢音:「誰か止めてぇええええ!!!(泣)」
ジイカ(超冷静):「結論:変身先が幼女形態でよかったですね、オネェになってたら今頃カオスです」
(記録魔石に記録中)
*その後、夢音はクラリッサとちっパイに“代わりばんこ”で抱っこされ、なでなでされ、
お菓子を食べさせられ、着せ替えまでされるという、羞恥地獄(いや、天国?)を味わうこととなる……。
――しかし、クラリッサの胸の奥では、
“この幼女の姿でもなお惹かれてしまう”という、純粋な想いが芽生えていた。
クラリッサ(心の声):
「……ねぇ、夢音。私ね。どんな姿でも、あなたが……好き」