幕間-白い世界。
今回は短いです。
ここは、真っ白な何もない空間、いつもなら染みひとつない場所だが、今は一人の老人と二人の地面に倒れている男の子がいた。
「ほっほっほ、久々の客人が来たと思ったら二人とも死んでしまっておるの。」
老人は、地面に倒れている二人の持ち物を物色しだした。
「お? なんじゃこやつら面白いものを持っておるの~。」
二人の懐から、それぞれが持っていた絵馬を取り出した老人。
「ふむふむ、こやつらがここにこれたのはこの絵馬のおかげじゃな。」
老人は絵馬を見ながら、何度も頷いている。
「ふむ? こっちの子のは面白みにかけるが、これは突拍子もなくて面白いの♪」
二人の絵馬に書かれている内容を見比べながら、どこか楽しそうな老人。
「ここに書いてあるとおりに願いを叶えてやってもかまわんが、それじゃわしがつまらんの~。」
老人はどこからともなく取り出したペンを握り、絵馬に何かを書き出した。
「よし、これでいいじゃろ♪」
老人の手には、先ほどより書かれている文字が増えた絵馬が出来上がっていた。
「ついでに、これをおまけにやろうぞ。」
老人は、2つの指輪を先ほどペンを取り出した時のようにどこからともなく出し、それぞれの絵馬の紐にくくりつけた。
「じゃ♪ 向こうで幸せになるのじゃぞ~♪」
地面に倒れていた二人の男の子は光に包まれ白い世界から消えた、それと同時に、二人を送った老人の姿も消えていた。
そして世界は、またいつもの染みひとつない世界に戻っていた。
世界移動で主人公達が会話に出なかったら極端に短くなりますね羊です。
今回は極端に短くなりすみません><
主人公達にはこの世界の事を知らずに移動して欲しかったので、会話とかなしで老人(神)だけで進めていって世界を移動してもらったところ、もの凄く短くなってしまいました。 主人公達が喚いたりしなければスムーズに行き過ぎるw
次はいよいよ異世界に流れ着きますので、またみに来ていただけると嬉しいです。
ps:もう一つの作品と交互に書いていきますので少し遅くなります。