プロローグ.嫌気の先に
俺は佐藤頼徒。ただ、人を助けることが夢だった。正義の味方になりたかった。
「僕、将来みんなを守って正義の味方になるんだ!!」と、子供の頃はよく言っていた。
でも俺は、そんな夢はあっけなく壊れてしまった。
俺は、人を守っていた、でも、それは人を殺す、依頼があれば誰でも殺す。そんなものだ。それで、人を守ってはいたのだと思う。でも、人を守るために人を殺す、だが、この世から、人に害なすものはなくならない、誰かを正せば次えと、そうやって、減りはしない。たとえ守ったとしても、守るのは当然のように見られたり、人殺しだと言われたり、感謝など少しの人にしかされない。どこで道を間違えたのだろう?
俺はそんな世の中に嫌気がさした、いや、それでもこんなことを続けている自分に、嫌気がさしてきたのだ。そんな時だ、あの事件が起きたのは...
「ここはどこだ?さっきまで家にいたはずだが...」
「いらっしゃいましたね頼徒さん、私は、○*・4○*1=^です。あ、名前は聞き取れないんですかね?そうですね、あなたたちの言う女神、神様というものでしょうか?」
おれは突然のことに呆然と、ただ立ち尽くしていた。でも、そこには、不安や怒り、悲しみは、特に無かった。そんなことより、ホットしたような、少し安心したような感じがしていた。
「どうして、僕はここに呼ばれた?のでしょうか?」
と、当然持つ疑問を聞いてみた。
「あなたは、世の中、人々、世界を守るため、頑張ってくださいました。でも、その先にあったのは、血みどろの世界でしたね?私は、そんなあなたの、それでも人を守ろうとする心がけに、引かれて見ていました。でもこの頃、あなたはそんなことをしている自分に、疑問を抱いていたのでしょう?そんなあなたの努力を無駄にしたくないのです。だから、☆☆☆さん、違う世界で、その力を生かして、みんなを守ってくれませんか?」
と、別の世界でという誘いをしてきたのだ。
そして少し、疑問を抱いた。
「そこに行ったとして、今の血みどろの世の中と何か変わるのか?そこでは、俺はちゃんと人を守ることができるのか?」
俺は、そんな疑問を抱いていた。
「いいえ、多分変わらないでしょう。でも、今の世界よりは、人を守ることで、みんなに愛され、楽しい時間を過ごすことは、できると思います。そして、次の世界では、こんな事をやめてただ楽しく生きるのもいいと思います。でも、あなたが、今の世界でもいいというならそれも良いでしょう。」
そんな事を言ってくる神様が少しいいと思ってしまう俺がいた。そして俺は、そんな誘いに...
「わかりました。俺を、その世界に、連れて行ってくれませんか?今の世界よりは、ましなんでしょう?ただ、何にも思われずやるよりかは、いいんでしょうかね。」
そうして、神様の誘いに乗ってしまったのだった...
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どうもはじめまして!炎龍です!
今回はちょっと厨二病を発症してしまいましてちょっとだけ書いてみました
続きを書く予定はないんですけど何かいい反応が有ればまた続きを書くかもしれません。(まぁ、そんなこと絶対ないんですけどねw)文章力も語彙力も全くない主ですが、楽しんで(楽しめる量もない)くれると幸いです。