とある男子高生の憂鬱
史郎お兄ちゃん㉝の直前のお話です。
「よぉ史郎、約束通り一人で来たぞぉ~……マジで大変だったけどなぁ」
「ありがとうな亮、無理言ってすまん……」
「気にするな、俺だってたまには羽根を伸ばしたい……ああ、空気が美味しいなぁ~」
バイトが終わり、待ち合わせしていた亮と合流した俺はそのまま特に目的地も決めず歩き始めた。
亮もまた会話をしながら隣に並んでついてくるが、思いっきり何度も深呼吸を繰り返しているところを見ると何やら笑えてきてしまう。
「はは、いいのかぁそんなこと言ってぇ……あの子に聞かれたらどうなることやら」
「うぐっ!? や、止めてくれよマジでっ!! 付きまとわれたりするだけならともかく泣かれたら困るんだ……あの子の涙見てると物凄く胸が詰まって耐えられねぇんだよ……大抵嘘泣きなんだけどなぁ……はぁ……」
「へぇ……何だかんだでやっぱり本気なんだなぁお前も」
「ああ、本人には言わねぇけどもうメロメロだよ……毎日のノルマは辛いしきついけど、俺今すっげぇ幸せだぞ」
愚痴をこぼすかのような言い方をしていた亮だが、しかし最後には惚気ているかのように幸せそうに微笑んで見せた。
(し、しかしノルマって一体……たしかあの子まだ中学生になったばっかりのはずだけど何をさせて……い、いや考えるのは止めておこう……)
何やら物凄く嫌な予感がしたので俺はこの話題に深入りしないでおこうと思った。
「そ、それは良かったなぁ……ところで本題に入りたいんだけどいいかな?」
「もちろんだ、そのために来たんだからな……だけど俺と一対一で話し合いたいって何か悩みでもあんのか?」
「ああ……どうしても答えを迷っちまう問題があってなぁ……だからお前に相談したかったんだよ……」
「そっかぁ……俺でよければ幾らでも話は聞くけどな……んで何なんだ悩みって?」
「……あぁ」
相談しに来たというのに、いざ尋ねられると何と切り出していいかわからなかった。
だからつい黙り込んで、足を止めて考え込んでしまう。
そんな俺を急かすわけでもなく、黙って見守ってくれる亮。
(ありがたい……だけどいつまでもこうして居るわけにもいかないよなぁ……この後亜紀と直美ちゃんと会う約束もあるんだから……)
一応家に帰ってから二人に声をかけて集まってもらう約束にはなっているが、あの二人のことだから事前に待っててくれる可能性も十分にある。
何より余り焦らすのも悪いだろうと思い、俺はようやく覚悟を決めて口を開いた。
「実はな……俺、いい加減決めようと思ってるんだ……」
「決めるねぇ……何をだ?」
「それは……つまり……つ、付き合う子を……将来を見据えて生涯付き合っていく相手を……」
「ああ、なるほどなぁ……ちなみにそれは……後ろからついて来てるあの子じゃないよな?」
「えっ!?」
亮に言われて慌てて後ろを振り返ると、近くの電柱の影に身を潜めている女性の姿があった。
「最近あの子よく見るようになったよなぁ……年上っぽいけどどこで引っ掛けてきたんだよ?」
「ち、違うからなっ!! あの人はあいつの……亜紀たちの元父の愛人だった人だよ……なんか懐かれちゃって……」
「……何やってんのお前? ただでさえ学校でもあれなのに……ハーレムでも作る気なの? マジで止めといたほうがいいぞ、絶対に体力が持たないぞ……うん……はぁ……」
何やら妙に実感の篭った忠告をしながら、悲壮感溢れるため息をつく亮。
(だ、だから何してんだよお前らっ!? マジでいかがわしいことしてんのかよおいっ!?)
どうしても思春期故か、やはり細かい所からもそう言う発想に結びつけてしまう。
尤もこうなったのはつい最近、直美ちゃんが亜紀の部屋に越してきてからだった。
それまでも知識はあったし一人で妄想に耽ることはあったが、身近な存在と性欲とを結びつけて考えようとは思わなかった。
(直美ちゃんあんなに直接的に誘惑してくるんだもんなぁ……しかも亜紀も直美も可愛いくせに直接スキンシップとかも取ってくるし、正直限界が近い……だからこそ俺は今のうちに……決めてしまわないと……)
「と、とにかくあの子は関係ないから……いずれ帰るだろうから放っておこう……」
「あ、ああ……意外に冷たいなお前……」
「冷たいというか、俺の本命は既にいるし……大体あの子は間接的にとは言え俺の大事な人を苦しめてたんだから優しくしてあげる理由がないんだよ……本当に困ってたり命が掛かってたりする状況なら話は別だけど……」
そう言い切りながらも、ついつい女の方へと視線を向けてしまうとたまに目が合うたびに向こうは顔を赤くしてすぐ電柱の影に引っ込んでしまう。
そんな彼女の格好は出会った当初とは違い、清楚な大人目の格好をしており髪の毛の色も染め直していた。
多分あの男の暴力から助けたことで吊り橋効果的な意味もあって、本当に俺に惚れて気に入られようと頑張っているのだろう。
(ひょっとして、少しは改心したとかもあるかもしれないけど……俺にはもうとっくに好きな人が居るんだよ……だから絶対にその気持ちに応えるわけにはいかないんだ……)
一応あの場に立ち会っていた以上、俺が直美ちゃん達を愛していると言ったのも聞いているだろうし実際に初めて会いに来た際にも好きな子が居るから相手は出来ないとはっきり告げてある。
それでもあきらめきれないようだが、だからと言って俺はもうこれ以上何もしてやるつもりはなかった。
「そうか、まあお前が気にしないって言うならいいけど……じゃあ話を戻すが、つまり史郎は……亜紀さんか直美ちゃんのどっちかと付き合うつもりってことでいいんだよな?」
「……ああ、そうだ……どちらか一人と……だ」
亮の言葉に本題を思い出した俺は肯定の言葉を返そうとして、物凄く胸が詰まるのを感じた。
(そうだ、付き合えるのは……将来結婚できるのは一人だけだ……当たり前のこと……なのに……)
正直に言えば俺は亜紀も直美ちゃんも同じように好きだ……愛している。
ずっと傍に居たのだ、幼馴染として二人の一番近くにいた。
本当はこれまでも、そしてこれからも二人とも傍に居てほしいと思っている……最低だが、他の男に渡したくないとすら考えてしまう。
(だけどそう言うわけにはいかないよな……俺は絶対に二人には泣いてほしくない……幸せに成ってほしい……だからこそあの二人を苦しめたあの男のように……二人の元父のような真似だけは出来ないっ!!)
だからあの男の浮気話を聞いた時点から今日まで、どちらを選ぶべきか考え続けていたが全く答えは出なかった。
もしこのまま俺が選ばなければ、あの二人もまたズルズルと付き合ってくれてしまうだろう。
それは物凄く魅力的だった、だけど二人の幸せを思えばそんな俺の我儘に付き合わせて青春を無駄にさせるわけにはいかない。
(俺が早めに付き合えば選んだ方とは恋人として接して沢山の思い出を作れるようになる……選ばれなかった方だって失恋の痛みを癒せる時間が長くなる……少なくとも大人になってからフったりしたら立ち直るころには歳を取り過ぎて……なんて可能性もあるんだから……)
頭では理解できているけれど、だけどどうしても心は答えを出してくれなかった。
「……それ、二人には話してるのか?」
「一応それぞれ個別にだけど……ちゃんと選ぶって伝えてあるよ……」
「そっかぁ……それでそこまで決めてるのに、今更相談てのは……どっちを選ぶかってことでいいのか?」
「ああ……どっちを選べばいいのか……本当は俺が一人で決めなきゃいけないことなのはわかってるけど……どうしても難しくてなぁ、だから参考程度でもいいからお前の意見を……」
「流石にそれは何とも言えねぇよ、今言った通り俺の意見で決めちゃ駄目だろ」
バッサリと俺の甘えを切って捨てる亮。
しかしその言葉もまた正しいと分かっている俺は、何も言い返えせなかった。
「……その通りだ、わかってる……けど……俺ヘタレだからなぁ……」
「優柔不断ここに極まれり、だなぁ……あの二人のためならスパッとゲーム断ちして勉強もスポーツも上位に入れるぐらい頑張れんのになぁ……」
「それぐらい全然……あの二人が笑っててくれればそれだけで幸せだからさ……疲れも何も吹っ飛ぶんだよ……だからこそ絶対に一人は泣かせてしまいそうな選択がどうしてもできなくて……ああ、そうだ俺あの子達を泣かせたくないんだよ……」
自分の口から自然に漏れ出した最後の言葉を思わず反芻してしまう。
多分これが本音だ、俺が二人のうちどちらかを選べない一番の理由だろう。
「なるほど……じゃああえて逆に聞くが……相手が泣くとか関係なく……いや、そもそもあの二人が実はお前のことをただの幼馴染としか思ってなかったと仮定して……その状態ならお前はどっちに告白したと思う?」
「その状態って……いや考えてもみなかったし……実は前に一度……その、二人が俺を好きだって言ってるのを聞いたことが……寝てた振りしてごまかしたけど……と、とにかくそんなことはあり得ない……と、思う……」
そんな俺を見ての亮の言葉は全く想定外で思わず反射的に言い返してしまった。
「だから仮定だって言ってるだろ……あの二人を気遣わなくていい状態で……ぶっちゃけ赤の他人な状態ならお前はどっちが好みなのか……エロい目で見れるかとかそう言うのも考えて見ろよって話だ」
「い、いやどっちも大好きだからっ!! と、というかあの二人をエロい目で見るとか何言ってんだお前はっ!?」
「あのなぁ史郎……お前はあの二人を大切にし過ぎて、自分を犠牲にしてでも守り抜きたいって思い詰め過ぎだ……少しは自分の欲望に素直に成れよ……いやならなきゃ駄目だろ……恋人に成るならそう言うことにも互いに答えていかなきゃ……曝け出して受け止め合わなきゃいけないんだぞ……」
「っ!?」
亮の言ったことは余りにも衝撃的で、俺はドクンと心臓が跳ねるのを感じた。
(こ、恋人に成るならそう言うことも考えて……い、いやそれはそうだけど……け、けどあの二人に俺の欲望を向けて……曝け出すなんて……汚すような真似を……俺は……)
「例え毎朝毎晩五回以上、計十回のノルマが課されていようとソレニコタエツツオレノホウカラモモトメテアイジョウヲシメシテアゲテサラニオヤジサントオフクロサンガシンパイシナイヨウニミツカラナイヨウゴマカシテ、アアモチロンサキデモモトメラレタラスグニオウジラレルヨウヒトメノナイバショヲツネニサガシテ……」
「わ、わかったから亮……そんな死んだ魚のような目でぶつぶつ言わないでくれ……怖いから……」
「はっ!? す、すまんつい……ずっと監視されて眠れない日々を過ごしてたから……」
「な、何をされてるんだよお前は……だんだんそっちが心配になってきたぞ俺……」
「大丈夫大丈夫、俺には理解のあるけど無力な義父と義母が付いてる……うぅ……ぐすん……し、史郎いっそ選べないなら俺と一緒に駆け落ちしなぁい?」
涙ながらに呟いた亮の姿は余りにも同情を誘ってきて、その提案に少しだけ頷いてあげたくなった。
だけど俺は……
→①無言でその肩を叩いてあげるのだった。
→②無言でその肩を叩いてあげるのだった。
→③無言でその肩を叩いてあげるのだった。
何も言わずその肩を叩いて労うと、亮は涙を振り切ると少し引きつっているけどいつもと同じ笑顔を見せてきた。
「ま、まあそれは冗談として……いや何だかんだで本当に俺あの子愛してるからマジで冗談だからな……」
「わかってるって……大体俺だってあの二人を本気で愛してるんだからそんな提案に乗るわけないだろ」
「はは、だよなぁ……えっと、何の話だったっけなぁ……そうそう、つまりお前も一度余計なこと考えないで……欲望だとかなんだとかに正直に向き合ってみろよ」
「……」
(よ、欲望に素直にって言われてもなぁ……けど確かに今まで全く答えを出せてないんだから違う方向から考えてみるのも一つなのか?)
自分から相談しておいて、相手の提案を却下していては何にもならない。
だから俺は少しだけ目を閉じて、考えてみることにした。
あの二人とは近所に住むだけの関係であってそれほど親しくないとして、その上で自分がどう行動をとるかをだ。
「……亮、駄目だ……考えてみたけどあの二人と親しくない場合、多分俺ウジウジした性格だろうし……何よりあの二人が高嶺の華過ぎて告白しないという結論に……」
「いやいや、あくまで仮定だってのっ!! ならもう少し都合よく考えて行けよっ!!」
「えぇ……無茶苦茶なぁ……」
亮に言われて、もう一度目を閉じて考えてみる。
今度は最初は親しくしていて、途中からどこかそっけなくなっていった想像だ。
(そうなると当然亜紀とは同じ幼稚園で遊んで……ええとどんな遊びをして……っ!?)
『私……史郎くんとけっこんするぅ~』
そこでふと幼いころに亜紀と交わした約束を思い出した。
同時に、その時に亜紀の笑顔に見惚れていたことも。
(俺最初は亜紀のこと……けど直美ちゃんは……)
もう想像も何も忘れて、俺はひたすらに自分の記憶をたどっていた。
しかし幾ら考えても、直美ちゃんを好きになったこれというきっかけはなかった。
(そ、そうだよ……別に直美ちゃんとは何も……でもじゃあどうして……?)
最初は亜紀の妹で何時だってくっ付いて歩いていたから、一緒に相手をしてあげていた。
だけど次第に当時の亜紀が面倒くさがりになって、直美ちゃんが俺たちの交流を繋ぐようになっていった気がする。
そして……いつの間にか直美ちゃんは個人的に俺の下へと通ってくるようになった。
(俺と同じ趣味を持ってて……いつだって俺の傍で遊んでいて……学校とかが同じだから一緒に居ることが多かった亜紀に対抗して、自分の意志で積極的に俺の傍に居てくれて……)
直美ちゃんを好きになったきっかけはないけれど、代わりに俺の脳裏に浮かぶのは直美ちゃんが俺に向けてくれた無数の笑顔だった。
(亜紀を好きになったきっかけも笑顔だったっけなぁ……ああ、俺って本当に……あの二人の笑顔に弱いんだなぁ……)
不思議なものであの二人は結構似ているというのに、こうして思い返すとその笑顔は全く違うものに思えてくる。
だけどどっちも魅力的で……手放したくないと再度思い直してしまう。
「……はぁ」
「どうだ史郎、何かつかめたか?」
「余計に混乱したわ……」
「ありゃ……それは悪かったなぁ」
「いやいいよ……もともと自分で考えなきゃいけないことだったし……大事なことも思い出せたしな……」
亮に言いながら俺はあえて視線を逸らして空を見上げた。
「大事なことってなんだ?」
「……昔なぁ……小さいころ亜紀と約束してた……結婚するって……だから……」
「……それを理由に決める気か?」
亮の真剣な声がしたけれど、俺は振り向かなかった。
多分まっすぐこっちを見てるだろうから、そんな目を見てしまったらまた迷ってしまいそうだからだ。
「まあ……理由の一つにはなるかなぁと……」
「それで決めるのは流石に直美ちゃんが可哀そうだと思うぞ……出来ればお前自身の気持ちで決めるべきだろ……変な提案した俺が言うのもなんだけどな……」
「だけどこのままじゃ決められねぇから……二人とも……同じぐらい愛してるから……」
「それが本音なら……いっその事……」
「駄目だ……それだけは……駄目なんだよ……」
亮の方を見ないまま、俺は首を横に振った。
もしもそっちを見て、亮が頷いてくれたら……その魅力的な提案を受け入れてしまいそうだったから。
(俺はあの男のようにだけはならない……おばさ……お義母さんみたいに結婚した相手を泣かせたくないから……)
「そうか……まあ、よく考え……ひぃっ!?」
「な、なんだどうした亮っ!?」
「あ……あはははははっ!! な、なぁんでもないっ!! マジで何でもないっ!!」
急に変な声を上げた亮に反射的に視線を向けてしまったが、向こうは慌てて首と手を横に振ってみせる。
「いやどう見ても何か……」
「と、と、と、とにかく俺はもうそろそろ門限だからっ!! じゃ、じゃあな史郎頑張れよぉおおおっ!!」
「あっ!? お、おい亮ぅっ!?」
そして亮は物凄く焦った様子で立ち去って行った。
(も、門限って何だよ……どんだけあの子に管理されてんだ亮は……マジで駆け落ちしてやればよかったかなぁ……まああの二人の方が大事だからできねぇけどさ……)
後に残された俺は何やらモヤモヤ気持ちを抱えつつも、念のため時刻を確認して既にかなり時間が経っていることに気が付いた。
門限がどうとか言っていた亮も多分これに気づいて急いで帰ったのだろう。
(なんか悪いことしたな……いつかこの埋め合わせはするからな亮……俺もいい加減帰って……覚悟決めよう……)
自分の頬を叩いて気合を入れつつ、俺は帰路をゆっくりと歩き始めた。
その道中でも俺は二人のことを想い続けていた。
(やっぱり亜紀を選ぶべきだよなぁ……けど亮の言う通りもしも欲望に素直になるなら……言えなかったけど俺が初めてそう言う夢を見た時の相手って確か……お、オカズにしてる割合もどちらかと言えば直美ちゃん寄り……け、けどやっぱりそう言うので決めるのは……はぁ……)
次話『史郎お兄ちゃん㉝』へ
*****
→●そこに、あの子が、居た
「う、ふ、ふ……と・お・る・さ・ぁ・ん」
「ひぃっ!?」
「し・ろ・う・さ・ん・も・お・ひ・さ・し・ぶ・り・で・す・ぅ」
「ひぃっ!?」
「お・ふ・た・り・と・もぉ……とぉっても面白いお話してますねぇ……うふふ、私嫉妬しちゃいましたよぉ……」
亮の肩に手をかけようとした時、不意に後ろからとてつもなく恐ろしい声が聞こえてきた。
正体はわかっているのに俺も亮も身体が固まって振り返ることもできない。
そんな俺たちの耳に、あの子が近づいてくる足音が異様に大きく聞こえてきた。
「ち、ちが……違うんだっ!! お、俺は君を愛してっ!!」
「お、俺も亜紀と直美を愛してるからっ!! 亮とは無関係なんだぁっ!!」
「うふふ、お二人とも相変わらず息が合ってて面白いですねぇ本当に……だから私がもぉっと面白くなれるよう協力してあげますねぇ……うふふ……あは……あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ!!」
「「ひ、ひぃいいいいいっ!!」」
バッドエンド【亮の鳴く頃に】
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