表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

152/319

直美ちゃんは反抗期?

 起床時



「……直美ぃ、だからどーして史郎のところで寝てるのかなぁ?」

「ま、間違えちゃっただけだしぃ……別にいーでしょ、なお……私がどこで寝たってさぁ」

「あ、あのねぇ……直美ちゃんはもう中学生なんだから流石に……」

「史郎おじちゃ……史郎さんっ!! 直美ちゃんって呼ばないでって言ったでしょっ!! 子ども扱いしないでよぉっ!!」

「直美ぃ……人のお布団潜り込んでおいてそれはないでしょぉ……」



 *****



 登校前



「もぉ、史郎おじちゃ……史郎さぁん……早く来ないと置いてっちゃうんだからねぇ~」

「ごめんごめん、もう少しだけ待って……というか先に行っても……」

「同じ家に暮らしてるのに別々に出る理由なんかないでしょぉ~、だから早く早くぅ~」

「素直に一緒に行きたいって言えばいいのに……というかまだまだ時間に余裕あるでしょぉ?」

「い、良いのっ!! とにかく早く出るのぉっ!!」



 *****



 登校中



「な、直美ちゃ……」

「直美ちゃんって呼ぶの禁止ぃっ!! もぉどーして史郎おじ……史郎さんはなお……私を子ども扱いするのぉ?」

「そんなこと言われてもぉ……と、とにかく腕を離してよ……そんな風に抱きしめられるとあ、当たって……」

「えっえぇ~? 何か気になるのぉ? じゃぁもっとぎゅぅってしちゃうんだからぁっ!!」

「だ、だから……そ、それにこんなペースじゃまた遅刻寸前になっちゃうよっ!? せっかく早く出たんだから……」

「そのために早く出たのぉ~、だからもっとゆっくり歩くのぉ~」



 *****



 学園内



「き、霧島さんっ!! お、俺と……」

「ごめんなさい、直美好きな人いるからお付き合いできません」

「うわぁ、直美ちゃん相変わらずバッサリだねぇ」

「陽花見てたの……期待を持たせる方が悪いでしょ……それに美瑠に比べれば温情あるでしょ、ほら……」

「ふん……兄さん以外の屑が私に話しかけるなど言語道断、分相応という言葉をその身体に刻み付けてくれようっ!! ほらほらどうした、同学年の女子に足蹴にされる気分はっ!?」

「……はぁ、陽花の周りは変人さんばっかりだぁ……うぅ……」

「あんたも人のこと言えないでしょうが……」



 *****



 下校中



「では悪いがお先に失礼するよ二人とも……ああ、兄さん待っていてくれっ!! いますぐ私が傍に行くからっ!!」

「行っちゃったぁ……ちぇ、せっかく美瑠にカードゲームで勝てるデッキ教わろうと思ってたのにぃ……」

「まあまあ、美瑠もお兄さんと結ばれたばっかりで色々と盛り上がっちゃってるんだよきっと……もう少し落ち着くまで我慢しよぉねぇ」

「はぁい……仕方ない私も一足先に……駅前で史郎おじちゃん待ち構えとこぉっとっ!! うふふ、また胸押し付けちゃうんだからぁっ!!」

「やれやれ……素直に告白しちゃった方が早いと思うけどなぁ……まあいいや、陽花もお兄ちゃんのところにかーえろっと……またユッキーとイチャついてたらお仕置きしちゃうんだから……」



 *****



 帰宅前



「しぃ~ろぉ~さぁ~んっ!!」

「うぉっ!? な、直美ちゃんっ!?」

「もぉちゃんって呼ばないのぉっ!? まあいいや、つ~かま~えた~っ!! GOGOっ!!」

「ど、どこに連れてく気なのっ!?」

「それはもちろん……下着屋さんなのだぁっ!!」

「そ、それだけは勘弁してって言ったでしょっ!? あぁっ!? う、腕をだからそーやって抱え込んじゃ駄目だってぇえええっ!!」



 *****



 帰宅後



「ただいまぁ~」

「はぁ……はぁ……た、ただいまぁ……」

「また一緒に帰ってきてるぅ……直美ぃ、中学生なんだからあんまり遅くまで出歩かないのぉ……史郎もちょっと甘やかしすぎだよ?」

「うぅ……す、すまん亜紀……だけど……」

「全く直美にだけは形無しなんだからぁ……お疲れ様、お風呂湧かしてあるからね……それとも先にご飯にする?」

「むぅ……そのやり取り……ママったら……ずるいんだからぁ……」



 *****



 就寝前



「直美ぃ、どこに行く気なのかなぁ?」

「あのねぇマ……お母さん、なお……私だってもう大人なの……一人で寝れちゃうんだからっ!!」

「そー言って史郎の部屋に行ってゲームとか誘って遊ぶつもりでしょぉ……最近忙しいんだからたまには寝かせてあげなさい」

「ぶぅ……ふんだ」

「はぁ直美ったらぁ……そんなに……ママと寝るの嫌なの?」

「…………そーいう言い方ずるいんだからねぇ……嫌なわけないじゃん……」

「ありがとう直美……大好きだよぉ……お休みの……ちゅっ」

「にゃぁあっ!? な、何すんのぉっ!? ま、ママの馬鹿ぁっ!?」

 【読者の皆様にお願いがあります】


 この作品を読んでいただきありがとうございます。

 

 少しでも面白かったり続きが読みたいと思った方。


 ぜひともブックマークや評価をお願いいたします。


 作者は単純なのでとても喜びます。

 

 評価はこのページの下の【☆☆☆☆☆】をチェックすればできます。


 よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 正ヒロインが本格的に動き始めている…、あぁ〜必死で背伸びする直美ちゃん可愛いなぁ…
[一言] ついに色気づいて来たかあ/w でも、このルートでは母親からも愛されているからねえ。あんまりそちらを無碍にもできないだろうし… どう収めるのかな。母娘xx /w
[一言] このルートは母娘丼ルート・・・?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ