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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

首吊呪法の噂

作者: ネオウニ丼

これは誰でも簡単に人を呪うことができる方法です。


1 まず、人型に切り取った紙を用意します。大きさは自由です。紙の種類も自由です。


2 人型の中心に呪いたい相手の名前を書きます。このとき、相手の顔をできるだけ思い浮かべましょう。


3  次に、小さめのひもとコップとコップ1杯分の水、赤の絵の具を用意します。


4 用意したひもを名前の書いた人型の首に括ります。できるだけ強く縛りましょう。


5 水に赤の絵の具を溶かします。透けない濃い赤の水ができればOKです。さらに、その赤の水に自分の血液を1滴入れます。


6 ひもをつかみ、首を括った人型を赤の水に4秒間沈め、軽く揺らします。終わったら首を括った人型を部屋のどこでもいいので首吊させて乾かします。ここで重要なのはこの首吊させている人型を絶対に誰にも見られないようにしましょう。見られた場合、呪いは失敗し、自分に返ってきます。


7 6の工程を首を括った人型の首がちぎれるまで毎日行います。赤の水を途中で捨ててしまうと呪いは失敗し、自分に返ってきてしまうので、必ず保管しましょう。


8 首がちぎれたとき、呪いは成功です。残った人型と赤の水の処理方法は自由です。ただし、処理しているところは誰にも見られないようにしてください。見られた場合、呪いは自分にも返ってきてしまうので気をつけましょう。


9 最後に、呪いを途中でやめないでください。やめた場合、呪いは自分に返ってきます。





「そんなので本当に人を呪えるの?」


夏休みの美術室、美術部の部活動で絵を書きに来た私、保田真弓と友人の泉夏菜は首吊呪法について話をしていた。


首吊呪法。それは最近私の中学校の1部の生徒の中で流行ってるオカルト話である。どこから発生した噂話なのかは知らないが。


「そんな百均で用意したものだけで人を殺せるわけないでしょ」


「本当だって!真弓も知ってるでしょ?3日前に西田先輩が死んだこと」


「確か海で溺れて死んだって話?」


「そう。あれ、呪いで死んだんだよ」


3日前、私の中学の3年生西田直幸が溺死した事件があった。まったく関わりのない先輩だったのでくわしくは知らないが、友人と海水浴に行き、テトラポットに吸い込まれて死んだというありがちな事故死であるはずなのだが.....。


「あれは事故死じゃないよ。端岡先輩が首吊呪法で呪い殺したんだよ」


「端岡先輩って死んだ西田先輩の彼女だよね?」


「そう。西田先輩浮気してたんだって。それでキレた端岡先輩が首吊呪法で西田先輩を呪ったんだって」


「だからって、西田先輩の事故死が首吊呪法のおかげとは限らないでしょ」


「最後まで話を聞いて。西田先輩の死亡した時刻は11時25分。それでね、端岡先輩の首吊呪法の人型の首がちぎれたのも11時25分なんだよ」


「た、単なる偶然でしょ?」


「それだけじゃないよ。端岡先輩が首吊呪法を始めてから西田先輩たまに『息苦しい』って訴えてたらしい」


「へ、へぇ.....」


そこまで言われると確かに呪いで死んだのかも?と疑いたくなる。でも、本当に呪いで人は死ぬのだろうか。


「ところでこの話私にしちゃっていいの?この話聞かれたら端岡先輩まずいんじゃないの?」


「いいんじゃない?だって、端岡先輩自身が色々な人に自慢げに話ししてるんだもん」


「うわぁ、マジかぁ。ちょっと、というか呪いで人を殺した話を自慢げに話す人とか引くわぁ。なんか端岡先輩呪いの副作用で死にそう」


「ルールには呪い殺したことを他言するなとは言われてないし、大丈夫でしょ。.....それに、実はさ、アタシも今やってるんだよね.....」


「まさか、首吊呪法を?」


目の前にいる私の友人が苦笑しながら頷いた。


「誰呪ってるの?」


「増岡」


増岡広美。私の友人の嫌いな女である。運動が苦手な私の友人はソフトボール部の増岡からよく馬鹿にされているのだ。


「昨日から始めたんだ。あいつ、うざいし、キモいし」


「まあ、私も増岡嫌いだし、死んでもいいかも」


私がそう言うとアハハ、と2人で笑った。


「真弓、アンタもやってみたら?首吊呪法」


「いや、でも.....」


「アンタだって憎いやついるでしょ?例えば、森本とか」


森本浩介。私のクラスメイトの男子で、ざっくり言ってしまえば私のプチストーカーである。特に仲が良いわけでもないのに、帰りに一緒に帰ろうとついてきたり、どこから知ったのか毎日ラインを送ってくる鬱陶しいやつ。本人にやめろと言ってもやめないのでもちろんブロックしてる。正直うんざりしていた。


「まあ、考えとくよ」


私は曖昧に返事をした。






「これで準備OKかな」


家に帰ってきた私は部屋で何となく首吊呪法の道具を揃えていた。ひもで首を括った人型、赤の絵の具と私の血が入った赤の水、そして、人型には森本浩介の名前。目の前のテーブルに置いてあるこれらを見て、実行を思いとどまっていた。本当に呪いが発動したらどうしよう。そう思っていた。


「バカバカしい!」


私はベッドに横になった。正直怖いし、試すだけ無駄と私は考え、スマホをとってラインの通知を見た。すると、知らないアカウントからメッセージがきていた。なにげなく画面を開いた。


「何これ?」


よくわからない肌色の画像だけが送らさってきていた。意味わかんないと思っていると、追加で「何かわかる?正解は.....」とメッセージがくる。そして、次に送られてきたのが、誰のか知らない男の陰茎の画像だった。それを見てゾッとした私はすぐに画面を閉じた。最初に送られてきた画像は陰茎の1部をカットしたものだったのだと思い、より悪寒がした。


これ、絶対に森本のサブアカからだ.....!


森本はどんな方法を使っているのかわからないが、たびたびサブアカで変なラインを送ってくる。つまり、ブロックしても森本からのラインは止まらないのだ。


「気が変わった。あいつ、殺してやる」


怒った私はベッドから起き上がり、テーブルに置いてある人型を括ったひもを手に取った。


あいつは呪われて当然の男。私は悪くない.....!!


覚悟を決めた私は人型を赤の水につけた。首吊呪法のルール通り4秒水の中でゆらゆらと揺らす。4秒経って人型を水から出す。首はちぎれていなかった。


「えと、確か吊るすんだよね.....」


どこに吊るそうかと私は慌てる。窓側に吊るしてると外から誰かに見られるかもしれないし、そもそも部屋に吊るしてたら家族の誰かに偶然に見られるかもしれない。どうしようかと考えていると、クローゼットに目がいった。


そうだ、クローゼットの中で吊るそう。


私はクローゼットを開け、空いてるスペースにひもを結びつけ、人型を首吊させる。人型から水が垂れるのでついでに赤の水も首吊の真下に置いて隠すことにした。


「これで誰にも見つからないよね」


首吊呪法を終えたその日、私はすぐに寝た。






「へぇ、真弓も始めたんだ」


次の日、部活に来た私は友人に首吊呪法を始めたことを打ち明けた。私と友人以外は誰も部活に来ておらず、首吊呪法の話で、私たちは盛り上がっていた。


「なんかスッキリするね、あれ。ストレス解消にいいかも」


「それな!増岡が苦しんでるかもと思うと笑えてくるわ!!」


「あー、早くちぎれないかなぁ。あいつマジで早く死んでほしいし」


朝、クローゼットを確認したとき、人型の首はちぎれていなくてガッカリしたことを私は思い出した。


「アタシもまだちぎれないし、時間がかかるかもねぇ。.....ああ、そういえば、呪いでまだ話してないことがあったんだよね」


「何?重要なこと?」


「大したことじゃないよ。もし、呪いの実行中、もしくは処理中に誰かに見られたとき、その日が終わるまでに目撃者を殺さないといけないんだって」


「え?殺すって、殺さなかったらどうなるの?」


「自分が呪い死ぬらしいよ。まあ、見つかったらの話だから気にすることないよ。ようは見つからなきゃいい話だしね」


友人は気楽そうにそう言った。首吊呪法のさらなる情報を聞いて少しだけ不安になった。もし、見つかってしまえば、家族か、自分が死ぬことになる。我ながらヤバいことを始めてしまったんだと、改めて思い、不安になった。そんな自分の心境を察したのか友人が私の背中をパンと叩いた。


「大丈夫だって、呪いもそんなに長くかからないし、気楽にやろ!」


「う、うん。そうだね!」


友人に励まされ、それから少し絵を描いてから友人と一緒に家に帰った。






「よし、今日の作業終わり!」


部活から帰ったその日の夜、首吊呪法を終えた私はクローゼットに1式しまい、ベッドに横になってTwitterを始めた。てきとうに下にスライドしてツイートを眺めていると、突然画面が変わった。友人からの電話だった。急になんだろう?と思った私は電話に出てみた。


「はい、もしもし、どうしたー?」


「ま、真弓.....!」


私は友人の声を聞いて驚いた。泣いているのだ。しかも、電話ごしに嗚咽が聞こてくるほどの。


「どうしたの!?大丈夫!?」


「.....アタシ、見られちゃったの、お母さんに.....!!」


「まさか、首吊呪法を!?」


うん、と友人は泣きながら答えた。友人曰く部屋でひもで括った人型を赤の水につけているところを偶然部屋に訪れた母親に見られてしまったという。


「どうしよう、アタシお母さん殺したくない!でも、アタシまだ死にたくないよぉ!!ねえ、どうしよう真弓ぃ!!!」


「大丈夫だよ!呪いなんて本当にあるわけないじゃん!!落ち着きなよ!!!」


「でもぉ!!!」


「大丈夫だって!ねえ、今日はもう寝な?明日になったらまた話そ、ね?」


「.....わかった。また明日ね」


「うん、またね。それじゃ」


そう言って私は電話を切った。切り終わったあとも、友人の泣き声が頭によぎっていた。


アタシまだ死にたくないよぉ!!


「死ぬわけないじゃん。バカバカしい.....」


その日は気分が悪くて寝付けなかった。






次の日、私はいつもどおり学校に部活動に来ていた。普段先に来ている友人は来ていなかった。


「まさか、ねぇ」


昨日の電話のことを思い出してると、後ろからガラガラとドアを開ける音が聞こえた。友人が来たのだと思い、私が振り返ると、期待とは違い、そこにいたのは顧問の先生だった。


「おお、保田来てたのか。悪いが今日の部活は中止だ」


「え?どうしてですか?」


一瞬先生が沈黙し、振り絞るように言い放った。


「昨夜、泉が亡くなった」


私はかたまった。


泉。美術部には泉という名字の者は1人しかいない。泉夏菜。私の友人だ。


「俺はこれから緊急の職員会議で部活見てられないんだ。だから今日は保田も帰りなさい。他の部員にもそう伝えといてくれ」


「夏菜は、何で死んだんですか?」


震えた声で私が尋ねると、先生は答えるかどうか迷っていた。少しして先生は「窒息死だ。自室でな」とだけ言うと、先生はすぐに出ていってしまった。


「夏菜が、死んだ.....」


友人が死んだことを実感できない。当然のことだ。昨日まで仲良く話してた友人が急に死んだと言われたのだ。普通は信じられない。だが、今の私には心当たりがある。友人は呪いで死んだのだ。つまり、首吊呪法は本物だと実感し、恐怖で私は震えていた。






朝、私は目を覚ました。ボッーと天井を眺め、考える。

友人が亡くなってから3日が経った。昨日友人の通夜にクラスで出席した。棺の中にいる亡くなった友人の顔を見て、本当に死んでしまったんだと、改めて思った。友人が呪っていた増岡も葬儀場にいた。いつも友人をバカにしていた増岡が泣いているのを見て、増岡がそんなに悪いやつじゃなかったんだと思った。呪う必要なんかなかったのだ。それじゃあ友人はなんのために死んだのだろうと、私は複雑な気持ちになった。


「首吊呪法なんてやるんじゃなかった.....」


気軽に始めたことをすごく後悔した。過去に戻れるものなら戻って呪いをやめたい。でも、始めてしまったものはもうどうしようもない。呪いが成就するまで私はやり続けるしかないのだ。


「やらなきゃ.....」


私は起き上がり、日課の首吊呪法を始めようと、クローゼットを開けた。そして、目を見開いて驚いた。


「首が、ちぎれてる.....!」


クローゼットで吊るしていた人型の胴体がなくなっていた。下にある赤の水の中に手を入れると胴体が入っていた。首がちぎれて胴体が水の中に落ちたのだ。


やった!呪いは終わったんだ.....!


私は喜んだ。呪いが成就したことよりも、呪いが終わった、恐怖から開放されたことが嬉しかったのだ。


「早くこんな気持悪いの片付けないと.....!」


私は赤の水の入ったコップを持って急いで1階に降りた。赤の水と人型はトイレに流してしまおうと、私は1階のトイレの扉を開けた。


「おい、何勝手に開けてんだよ!て、何持ってんの姉ちゃん?」


トイレには弟が座っていた。そして、手に持っている赤の水を見られた。浮かれていた私は完全に油断していた。最悪だった。弟が何か話しかけているが、私には聞こえない。私の頭には友人のセリフだけがこだましていた。


『8 首がちぎれたとき、呪いは成功です。残った人型と赤の水の処理方法は自由です。ただし、処理しているところは誰にも見られないようにしてください。見られた場合、呪いは自分にも返ってきてしまうので気をつけましょう』


『もし、呪いの実行中、もしくは処理中に誰かに見られたとき、その日が終わるまでに目撃者を殺さないといけないんだって』


『アタシまだ死にたくないよぉ!!!』


友人の声が、耳元で囁かれているのかと思えるくらい、はっきりと聞こえてくる。私は手が震え、コップを床に落としていた。私はどうしようもない恐怖で無意識に2階にある自分の部屋に逃げていった。下から弟が何か叫んているが、内容が頭に全く入ってこない。それよりも、自分がこのあとどうしなければならないのかを考えていた。


弟に見られた。弟を殺さないと、私が死ぬ。でも、弟を殺すなんて無理。でもでも、殺らないと私が死ぬ!


葬儀場で見た友人の顔を思い出す。弟を殺さなかったら、私はああなるのだと思うと、ゾッとした。


「死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない!!!」


私は引き出しにあるハサミを取り出していた。殺さないと、私が呪い殺される!!!


「殺す、殺す、殺すううううううううううううううううううう!!!」


叫び、ハサミを持った私は部屋を飛び出した。階段を勢いよくさがっていると、ふと、足を滑らしてしまった。前かがみに倒れる。手に持っていたハサミが手からすり抜け、そして、運悪くハサミの切っ先は私の顔面の方に向いていた。


グシャっと、ハサミは目玉に突き刺さり、そのまま脳をも貫いた。意識が薄れていくなか、保田真弓は死ぬまである言葉を呟いていた。






ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい







人を呪わば穴二つ。覚悟のあるあなたは、首吊呪法を試しますか?




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― 新着の感想 ―
[良い点] 短編らしくスッキリとまとまっていて面白かったです。 [一言] 実は泉が森本を好きで、主人公を呪っているパターンかと深読みしちゃいました。
[良い点]  ホラーの短編として、人を呪わば穴二つというテーマに沿って綺麗にまとめられていました。  些細なことでも簡単に人を軽い気持ちで呪ってしまう悪意や、自分の命と身内の命とを比較して、自分の命を…
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