2/3
ニューゲームが始まりました
なんだか眩しい
「おぎゃー!!」
「まあまあ、元気な男の子ですよ」
「そう、良かった...無事に産めて...」
「まだ無理して動かないでください」
バンッ!!
大きな音がする
「産まれたか!!!」
「ええ、母子ともに大丈夫そうです」
「それはよかった」
「ねえあなた、この子の名前、きめてくれた?」
「ああ。」
「どんな名前?」
「ネールだ。教会で祈っていたら、頭に浮かんできたんだ」
「まあ。この子、神様に愛されてるのね」
「立派な人間に、育って欲しいな」
誰かがなにか話しているあいだ泣いていた俺は、
意識を失った