閑話3
何とか書けました。
短いですが。
「ふ~、やっと向かったか」
「やあ、吉田さんお疲れ様」
「ああ、兼松さんか」
「これで女王様の機嫌もよくなるかね」
「だと、いいのだけどね」
「どうだいこれから?」
兼松が御猪口を持つようにして「くい」とやる。
「いいねぇ」
~~~~
「だいらいな、あの女王はおかしいよ。確かに治世は良くなって人々は平和に暮らせるようになっつぁ。でもよなんであれを探すんだ。そう思うだろ?」
「ほらほら吉田さん落ち着いて」
「おらあ、落ち着いているよ?抑々こちらとの交流もやめてしまえばいいのに」
「まあ、そうだな。でもさこっちにはうまい酒もあるしな」
「ヘラトリックスだってかんかんだったじゃないか。まか、結局あの女王にコテンパンにやられたんだけどさ」
「あの強さは異常だよな」
「おうよ。アークトゥルス王女も追い出されて、試練だ、ライオンはわが子を崖から落とすんだぁ~とか言っちゃって」
「だよな、こっちに来るまでその意味が分からなかったものな」
「あれだ、タケルだ。ムドウが教えたんら」
「まったく余計なことをいろいろと教えてくれたものだ」
「おねえさん、熱燗もう一本」
「おいおいまだ飲むのか」
「やっとそれあしいのをみつけたんだ、もうこんあ仕事会ってられルカ、向こうには女房も待っているのに」
「そういえば、娘さんはこっちの中学に行くんだろ?」
「ああ、一度連れてきたらなんらか目覚めたとか、腐ったとか言い出してなぁ」
「それもタケルの影響か?」
「いやいや、ヤヨイだかアオイだが薄い本を持ってきてな。それを読んでからら」
「まあ、向こうみたいに魔物に襲われて命を無くすこともないし、こっちは平和だよ」
「そうだな。そのかわりイジメとかあるけどな」
「それは向こうも一緒じゃないか。貴族も改革によって変わったよ。威張り散らさなくなった」
「それはみとめっけどさ」
閑話を書こうとしたら、吉田氏と兼松氏の女王への愚痴合戦になってしまった。
私も胴体と頭が分かれるのは嫌なのでこの辺で。




