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足を洗う

作者: 米田 十二

ある男がいた。

男の仕事はいわゆる裏稼業。盗品などを売り捌く、実際に盗みを働くこともあった。

男の会社には特徴があった。それは捕まった際証拠が残らぬようメモを書類では残さず身体の各部に数時間で消える特殊なインクで書き込んでおくというものである。

そんな男の仕事も昨日で終わり。あとはゆっくり過ごそうと思い銭湯にやってきた。

脱衣所に入ると番頭さんにお金を払う。

「番頭さーん、お湯でなくなっちゃったよ。」

ふと番頭さんが中から呼ばれる。

「はいはーい」と番頭さんがいなくなり、脱衣所には男一人だ。

目の前には鍵のついてないらしい、古びたレジがある。

男なら容易く盗めるだろう。

長年の癖からかレジに近づく

ふと、男が目線を落とすとあせったように風呂に入った。

足に書いてあるメモがなぜか消えずに残っていたのだ。

男は念入りに足を洗った。

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