情報共有?
だんだん話しているうちに黒澤君と仲良くなり、したの名前で呼んでも良いと言われたので琥珀くんと呼ぶことにした。
琥珀くんと話をしていて教えてもらったのだけれど私達が巻き込まれたのは勇者召喚の魔方陣であり、ここはおそらく異世界だということだ
最初に私が追いかけていたうさぎちゃんは今私が抱っこしている
結構普通な大きさだったのになぜがサイズが縮んでいるが……
とりあえず、自衛のためにそこら辺に落ちていた木の棒を拾って持っておくことにした
私はスカートをあげる為にベルトをしていたのでそこに挟んでいる。
『とりあえずなにもないよりはましなはずだ
もしここがいせかいだとしたら危険だからな
まぁ、定番だとここはいせかいでまちがいなさそうだけどな』
そう言われたので持っていても大丈夫そうだ
そう言えば、一緒にいたもう一人の男の子と三人の女の子はどこにいるんだろう?
少し疑問に思って琥珀くんにきいてみた。
「こはくくん、一緒にきたひとたちはいないん
すか?」
『ああ、少し探してみたけどこの近くにはいないみたいだな、もしかしたらここではない違うところにとばされてるかもな』
まぁそうだよね。近くにいるなら、琥珀くんみたいになるべく一緒の所にいるみたいだし、違う所にとばされたんだろうなー
「ふわぁ〜、酷い目にあったでしゅ」
突然腕の中にいた、うさぎちゃんが話し出した
「しゃ、しゃべった〜!」
「ぷぅー、失礼しちゃうです、わたちにはスノウって名前があるんですから、わたちは精霊です
実はあなた達の世界に遊びに行っていただけなの
普通の帰還方法で戻ればもう少し大きかったのだけれどね
ユーフェリアが行った違法な召喚のせいで小さくなっちゃったわ〜
マレビトと呼ばれる貴方達の中からのみ、莫大な魔力を持った勇者と呼称される者が現れるの」