4話 5人姉妹?
いろいろと同じ部活の人に提案してもらってます。
目を開けるとそこは町だった。ここはどうやら噴水のある広場のようだ。周りにはすでに、βテスターと思われる人が露店を始めている。
「ここがOSOの最初の町か。とりあえずメニューだな。」
メニューと念じてみる。
「お、開いた。」
とりあえずスキル構成見ますか。
ユウキ
Lv、1
月人族
筋力 10
耐久 10
敏捷 10
器用 10
精神 10
知力 10
運 10
ユニークスキル
「使い魔Lv1」
種族スキル
「月属性魔法Lv1」
メインスキル
「弓Lv1」「光属性魔法Lv1」「影属性魔法Lv1」「支援魔法Lv1」
「結界魔法Lv1」「調合Lv1」「合成Lv1」「錬金Lv1」
「生産Lv1」「調教Lv1」
控え
なし
…まず月人族ってなに?あと月属性魔法とかどう使うのさ?今までの経験からしてこれはひどい。
「メールアドレス登録者からテレパスが来ています。」
ん?誰からだ?
「もしもし?兄さんですか?椿です。」
「おお、椿か。今どこだ?」
「今、噴水広場の像の正面に桜たちといます。」
「わかった。今行くわ。」
椿からのテレパスを切り現在地を確認する。
ふむ。どうやらここは、噴水広場の像の真裏らしい。まあ、場所も分かったしいきますか。
そして、像の真正面に行くと異様に目立っている女の子4人がいた。
「よう、椿。」
「はい?ツバキですが何か。どちら様でしょうか?」
ん?何でこんなこと言ってくるんだ?
「僕だよ。佑季だよ。」
「え!兄さん!」
驚かれた。
「なんで驚くのさ。」
「ツバキ、どうしたの?」
桜と思われる女の子が椿に話しかける。
「ああ、オウカ。この人が兄さんです。」
「え!」
「だからなんで驚くのさ。」
「兄さん。いえ、姉さん。自分の姿を確認してから言ってください。」
「え?」
そういわれて確認してみる。目線を下げると、大きな双丘があった。どう見ても胸だ。髪を見ると青よりの紫色で腰まで伸びている。よく聞くと声も少し高くなっている。
「うわっ!なんで女の子に!?」
「機械にまた誤認されてしまいましたね。」
椿がそういう。まさかのVRMMOで誤認されるとは思わなかった。
5分ほどへこんでから妹たちと会話を始める。
「まあ、ユウ姉。あきらめなよ。」
桜がフォローにならないフォローをしてくる。
とりあえずOSOでの自己紹介を始めた。
長女の椿はそのままでツバキ。斥候役だそうだ。
次女の桜はサクラが使われてしまっていたのでオウカ。剣士だ。
三女の紅葉はモミジで治療師だ。
そして四女の銀杏はイチョウで魔術師だそうだ。
ちなみに全員人族だ。
また、妹たちのユニークスキルは、
ツバキが加速。
オウカが連撃。
モミジが癒しの光。
イチョウが瞑想だ。
僕のユニークスキルや種族とそのスキルとスキル構成についていうと、
「どういうスキル構成してるんですか!?」
「使い魔ってなんだろう?」
「月人族っていうの気になる!」
「月属性魔法ってどんなのがあるの!?」
順にツバキ、オウカ、モミジ、イチョウだ。
「まあまあ落ち着けって。」
このゲーム、大変そうだな。
主人公もろ女の子です!