表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オンリースキルオンライン  作者: ・佑季・
始まりの町と冒険
4/21

3話 キャラメイク

 あたりに広がる真っ黒な世界。


 「ここはOSOの中なのか?」


 まわりを見回していると、目の前に少女が現れた。


 「こんにちは、案内を務めるクリアです。よろしくお願いします。」


 背丈は150センチぐらいだろうか。髪は透き通るような銀色。そんな少女が今目の前にいる。


 「まずは、いくつか質問に答えてもらいます。これはユニークスキルを決めるためのものです。」


 へえ。ユニークスキルなんてものがあるのか。これは面白そうだな。


  問1

  どっちが好き?

  ①肉

  ②魚


 これは困った。正直言って肉が好きだが何となくほかの答え方をしてみたい。


 「僕は野菜が好きかなあ。」


 「隠しルートを選択しました。」


 は?


 なにこれ。どういうこと?


 問2

 どっち派? 

 ①好きなものを最初に食べる

 ②嫌いなものを最初に食べる


 「僕はどっちも残す派だよ。」


 「隠しルートを選択しました。」




 問10

 自分はどちらか選べ

 ①男

 ②女


 これは…今まで選択肢を選ばず別のものを答えてきたがこれは困った。

どうしたものか…


 「隠しルートを選択しました。」


 あ…「オカマ」っていう回答ってことになったのね。ちょっとイラッと来る。


 「うわ、すごすぎ。質問全部隠しルートで答えちゃった。」

 

 そしたら、白衣を着た男が出てきた。


 「あ、ごめん。自己紹介してなかったね。OSO運営部長の五十嵐だよ。

よろしく!」


 返事を返して質問をする。


 「どうも。でもなぜ運営部長のあなたがこんなところにいるんですか?」


 「いやあ。質問を全部隠しルートで答えてくれた人がいたから来てみた。」


 「なるほど。」


 その後、五十嵐さんからいろいろ話を聞き、そして五十嵐さんがこんなことを言ってきた。


 「それじゃあ、隠しルートをすべて選んだ報酬を出さなきゃね。」


 「え、いいんですか?」


 「うん、いいよ~。」


 これはうれしい。悩むな、これは。ホームページに載っていたあれでもいいのだろうか。


 「なんでもいいんですか?」


 「うん。」


 ではあれにしよう。


 「では、魔獣具くれますか?」


 「! ああ、いいよ。どの種類にするの?」


 ふむ。まあ武器はいつもどおりでいいか。


 「では弓でお願いします。」


 「弓ね。またすごいこと言うね~。」


 「まあ、お願いします。」


 「了解。で、スキル構成ステータスと名前と容姿、種族はどうするの?」


 「あ。」


 失念していた。質問のことで頭から消えていた。


 「じゃあ、名前はユウキで、ユニークスキルとスキル構成と容姿と種族の設定はお願いします。」


 「いいの?」


 「はい。」


 「じゃあ、選んでおくね。OSOの世界楽しんできてね~。」


  その言葉と同時に目の前が真っ白になった。    

次回から本格的なゲームのお話。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ