お正月
傑作
な、ななななんと!!
今年の干支はサルである!!!
なんだかよくわからないが燃えてきたゴリラの剛。
それはなぜかと言うと・・・・
最高級のバナナがもらえるからである。
それで今日という日を待ち望んでいたのである。
しかし、この動物園にはライバルがいるのだ。
ニホンザルだ!!!
あのニホンザルは、冬には温泉に入り、そして最高級バナナまで奪い取ってやるという信念があるのだ。
負けるわけにはいかないゴリラの剛。
頑張って新入りの飼育員にアピールする。
「ウホッウホウホ」
これを聞いた飼育員は、立ち止った。
そしてこういった。
「うるせぇーんだよ。いい加減にしろよ!てめぇーのためにこの正月に部屋の掃除してやってんだよ。有りがたく思えよ。このくそゴリラ!!!」
この瞬間、気絶してしまった。
何時間気絶していただろうか。
もう外は暗い。
そして、部屋の中をうろうろしていたゴリラの剛。
その暗い部屋の中一つ輝いてるものを見つけてしまった。
それは、フルーツバスケットだったのだ!!
バスケットの中には、たくさんのフルーツがあったのだ。
俺は見つけてしまった・・・・輝いてる黄色い棒を・・・・・・
最高級バナナだ!
腹が減っていたので、俺はかぶりついて食った。
実は、気絶して昼ご飯を食べていないのだ。
なんで、こんなに豪華な食べ物があったのかと言うと・・・
今日のご飯だけ園長からのスペシャルな食べ物だったのだ。
しかし、とても量が多い。
まさかの、新入り飼育員からのフルーツもそこに入っていたからである。
多分、気絶した俺のことを気遣っていてくれていたのだろう。
俺はうれしくて叫んだ。
「ウホーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ」
そのあと、あまりのうるささにベテラン飼育員におこられたのだった。
神