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かっての少女漫画は少女の成長物語が主題だった、「キャンディキャンディ」をめぐって  マイ少女漫画レビュー

作者: 舜風人

少女漫画のジャンルはいろいろありますが、

かっては

「少女の成長物語」というジャンルが多かったような気がします

今現在は

少女漫画というジャンル自体が喪失で?

少年漫画と混交してしまった感がありますね



さて

少女の成長物語というジャンルですが


たとえば


明治大正のころ


先進的で


知的な女性が


時代の中で


たくましく


明るく


生きていくという


ストーリーがありますね。



それはまるで?


NHKの大河ドラマ?


というか


朝の連続テレビ小説見たいな?



世界ですよね?



懐かしいなあ、

その典型が


「おはなはん」でしょう?


 明るくて前向きなおはなはんが明るく生きてゆく。爆発的ヒットでした。



それから「雲のじゅうたん」

浅茅陽子がハチャメチャでしたね、日本初の女性飛行士を目指す物語。



そして名作「おしん」これはシリアスドラマですけどね。



「あぐり」 吉行あぐりの明るくて前向きな人生。



「カーネーション」 越野弘子のお母さんも情熱的で前向きですね。





さて

そういう世界を描いたのが



少女漫画にもある、、あったのですね。



まずは



大和和紀の「ヨコハマ物語」です。


これは明治初期のヨコハマを舞台に


懸命に生きた二人の少女の


愛と冒険を描いています。



明治8年ヨコハマ。金持ちの貿易商、、叶屋のお嬢様の万里子。


そして、下働き&遊び相手のお卯野。


さらには医者志望のしん、、、、、、。



さてどうなりますことやら?

正にNHK連続小説?ですよね?




お次はこんなのもあります


高橋由佳里の



「過激なレディ」です




昭和初期、モダンガール全盛のころ



華族のお嬢様の



繭子は


映画の女優になるという


波乱万丈の物語です。


昭和初期。借金を返すため、


映画女優のオーディションを受けにきた元華族のお嬢様の繭子。


何とか、主役に選ばれたものの、監督の風月堂、


ベテラン女優の田ノ倉真珠などに囲まれ、前途は多難です。


戦前の映画界を舞台に波乱万丈の物語が展開されるのです 






そして再び


大和和紀です



それは「ハイカラさんが通る」です




大正時代をハチャメチャ?に生きた


主人公


ソノ名前がしびれますよね。



「花村紅緒」ですからね。



南野洋子が


演じてドラマにもなりましたよね。







そういえば、、


NHKの朝ドラで


「ハイカラさん」というのがあったんですね。


でも


これは



明治時代に


西洋風のホテルを作った女性の


お話でしたよね。


「ハイカラさんが通る」とは


無関係のドラマでした。余談でした。



さて


少女漫画には


こうした少女の成長ストーリーというのが多い、、多かったのです。

今はすっかりすたれてしまいましたが、、、これが少女漫画の

そうです

王道だったのでした


そして



その白眉といえば


そうです

「キャンディキャンディ」にとどめを刺すべきでしょうね、

1975年に連載開始です

原作:水木杏子、作画:いがらしゆみこという構成でした

1976年からアニメ化されています



物語は

アメリカです

20世紀になったばかりのころです

ミシガン湖に近い孤児院

「ポニーの家」に


ある大雪の日に

捨てられた


あかんぼが


たくましく明るく


ユーモアを忘れずに行きていくという



これこそ少女漫画の


王道でしょう?

少女は

キャンディ(キャンディス)と名付けられて

明るく元気に成長してゆきます

その成長物語が

周囲の多彩な人物像を相まって

ある時は

たおやかに

ある時は激烈に

展開してゆくのです

そうです

これは

まさに

「ビルドンクス・ロマン」なのです


親友のアニーもまた

捨て子で二人の人生も


あやなし

おりあげられてゆくのです、


これ大河ドラマですから

あらすじを追うだけでも

大変なんですが


やがて養子として引き取られてそこでの

葛藤や

初恋もありますし

いじめもありますし

不思議な「丘の上の王子様』にも

巡り合いますし、、、

さまざまに

展開してゆくのです。


読者はキャンディに思い入れして

見入ってしまうのですね


まるで自分がそのキャンディの人生を

生きてるかのように

錯覚?してね


手に汗してはまってしまうのです。


物語のあらすじを追うのも大変ですから

まあ

漫画を読むか

アニメを見るかしていただくしかないのですが、


波乱万丈のキャンディは

最後は

あの

懐かしの


孤児院「ポニー家」に戻るところで


ひとまず終わっています。

大人になったキャンディは

これからどう生きてゆくのでしょうか?


そんな余韻をのこして


この物語はひとまず


終わるのです



読者は

この物語で

人生の紆余曲折や

不条理や

奇跡を

まるで自分の人生のように

追体験して

ゆけるのですね

いま

こういう

膨大な

人生ドラマの

少女漫画ってありませんからね


そういう意味では


今現代でも

貴重な


少女漫画 (アニメ」であることにはかわりません


少女漫画の「金字塔」といってもいいかもしれません。


いま

再び

このキャンディキャンディを

読み直してみるのも


今こう言う少女漫画が存在しない


今だからこそ


ひつようなのかもしれませんよね








































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