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掌(たなごころ)の中(うち)

作者: みなはら


人に生かされている


人に守られている


そのあたたかさの、えもいわれぬ、ここちよさ



たとえ、

その掌の中よりこぼれることがあっても、

そのぬくもりは、わすれない



ありがとう


あなたにいかされていた時間があるから、

わたしはここに立ち、ここまで歩くことができた



ゆるやかなえんを描きつつ、

近づき、はなれるえん



せかいのきせきは、

じつは、

そうした流れそのものなのかもしれない


こころはのこす


掌の中へ


たとえそれが、かえされたように見えたとしても


たなごころのうちに、

そのぬくもりはある




ありがとう


きみにあえてよかったと、


そういえる気持ちへと、きづくぬくもり



ちかづきはなれるえん


またちかづくえん


そのきせきは




わたしの掌の中に





ありがとう


いまはもういないあなた


いまはもういないきみへ




わたしはここで、


人に生かされているよ





ありがとう



たなごころのうちにある、あなたのぬくもりとともに





またすこし




あるいてみようとおもう

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― 新着の感想 ―
[良い点] 人のぬくもりもご縁も、長く続くことは稀ですね。 たとえそれらが離れてしまったとしても、感謝する姿勢は忘れたくないなぁと感じさせられました。
[良い点] 最後に握手したのは何時だったか憶えていません。 でも、言葉だけでもぬくもりは感じられますよね。
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