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頭の中では曲になってるやつ

桜と見送る恋の詩

作者: 海堂直也

桜が咲く頃に思い出す淡い恋

散る花びらに手を伸ばす後姿を

僕は君の願いを知りもせず只眺めて

遠くに感じていた

今を彩れずに


一緒にいる事だけを願っていれば良かった

自分らしさを失くして

君は風に吹かれてく

僕は手の中の花びらを握り潰してしまった


散るが花の運命なら 何を思うて咲くだろう

咲くが蕾の使命なら 何を思うて耐えるだろう


枯れて落ちる宿命に 何を思うて陽に当たる

蒼く茂る天命に  何を思うて芽吹くだろう


若葉は迷わず 生茂り 咲かせた花は 風に舞う


繰り返す春の景色の 何処かに また 君を思う

 




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― 新着の感想 ―
[良い点] 桜に誘われて、訪問させていただきました。 散るが花の運命なら 何を思うて咲くだろう 咲くが蕾の使命なら 何を思うて耐えるだろう とても素敵です。 人にも通ずるものがありますね。 素…
[良い点] 『枯れて落ちる宿命に 何を思うて陽に当たる』 ここ! ぐっときました! どうせ散るからって生きることを諦めるわけにはいきませんよね!
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