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ドラ子姉妹列伝-01- 〈勇敢さをもたらすモノ〉

ドラ子姉妹列伝01

『最弱の剣』とも呼ばれる剣。ただし、力無き者には竜すら一撃で倒せる『最強の剣』。その威力の使い手によって反比例する『最弱最強の剣』である。その後も力無き者が使い、倒し、敗れ、幾つかの伝説を残すも多くの使い手を経ていった。ただ、力強き者には何の恩恵はなかった。


勇敢さをもたらすモノ(ブレイブブリンガー)〉の名は幾つかの伝説を経て、その物語が語られ始めた頃に付いた。作成者は悪名高き存在で、この剣に関しては「インチキ(チート)な道具ではなく、冗談(ジョーク)で使うモノだ」と語っているので質が悪い。


 * * *


作中ではドラ子の愛称で親しまれ、意思を持ち、喋ることもできる剣。

また、ドラ子自身ある程度、形を変えることができる。それは剣だけでなく槍にも変化が可能。いざとなれば、槌にもなれるが、ドラ子自身かなり痛いのでなりたくない。ただし、弓矢は無理。

基本の形状に関してはアデル曰く、「ドラ子は意外に目立つ剣」とのこと。

見た目は儀礼用の剣のような効果よりも、高価な仕様。 鍔も立体的な意匠のため大きく、使い勝手よりも装飾性の意味合いが強くなっている。

見た目だけでは戦闘向けとは言い難い。

鍔には宝石のようなモノが付けられている。これは価値ある装飾ではない。ドラ子がドラ子たらしめる自我を司る部分。これだけでも伝説的な魔法具である。


伝説として語られるほど長い時間の中で、アデルとの付き合いは他の使い手と比べても一番長い。これは『最弱の剣』と呼ばれることが起因であり、ドラ子にとっても悲しい出来事が多い中で、ようやく訪れた幸せなのかもしれない。一瞬とも思えるこの時に多くの人と出会い、頼られ、縁を紡いでいった。

ただ、今後起こる出来事は更に困難を極め、ゆっくりとさせてくれる暇はない。

ドラ子は『最弱最強』の力を駆使しても運命に翻弄されるが、それでも作成者の意図を払い、『最弱』ではなく、真の意味で『最強』に至る剣として成長していく。


固有技能(スキル):【遮断し、討破る(ブレーカー)

自身と相手の(レベル)の差、自身の負傷の具合、そして、戦闘からの経過時間などの条件が乗算、加算された上で、相手との不条理の強さを壊し、遮断させてダメージに上乗せする奇跡じみた攻撃である。

しかし、きっちり当てないと威力は軽減する。


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