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剥がし屋  作者: パパス
10/10

明日

ドリームキャッスルの拷問部屋を探索した日からちょうど5年の歳月が経った。

私は今東京の病院で看護師として働いている。

梨花はあ日の冬にずっと憧れていた新潟のご当地アイドルのオーディションに合格し、今はアイドルとして各メディアで活躍している。

もちろん梨花とは今でも親友関係は続いている。


クズさん達とはもうずいぶん会ってないなぁ・・・

たまに会いたくなったりするけど、なんとなく会わない方がいい気がして私も梨花も会わないようにしていた。

クズさん達にあの日言われた言葉を私達は今でも胸の奥へしまってある。



「クズさん!!

ありがとうございました!!

でも本当にお金はいらないんですか!?」


「おう!!

俺はほとんどなんもしてないようなもんだしな!!

美姫を救ったのは俺じゃなくてお前と梨花と梨花の母ちゃんだ!

だから気にすんな!!」


「クズさん達も元気でね!!」


「楽しい夏休みを送ってね~!」


「・・・さよ~なら・・・」


「おう!!

ちっと待ってくれ!!

依頼人には依頼が終わったあと必ず伝えることがあるんだよ!

まぁ・・・なんだ・・・

剥がし屋のしきたりってやつだ!!

いいか!!

よく聞けよ!!

俺らと死者の違いは明日が来るか来ないかだ!

死者には永遠に明日は来ない。

つまり未来は無いんだ。

だが、俺ら人間は生きて明日をむかえる限り未来の可能性は無限大だ!!

明日を信じて必死に生きろ!!

それが俺達人間の使命だ!!

忘れるなよ!!

それじゃあな!!」


私達は誰もが平等に明日をむかえる。


よい日になるか、悪い日になるかは自分次第。


明日がよい日でありますように・・・










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