15.2度目のhelp
あまりにもしんどすぎて、私は思い切って担任の新田先生に相談することを決めた。
自分だけで抱え込むのはもう限界だと感じたからだ。
放課後、教室に残っていた担任に声をかける。
「先生、ちょっと話が.....」
新田は微笑んで、私を自分の席に誘う。
「どうした、天宮?何かあった?」
私はしばらく黙っていたが、やがてぽつりと話し始める。
「実は、夏休みに精神科に行ったんです。でも、医師からは『病気じゃない』って言われてしまって......」
私は目を伏せる。
「でも、なんだか自分が弱いだけだって思ってしま
って......」
新田は静かにうなずき、私の話をしっかり聞いた後、やさしく声をかける。
「天宮、自分を責めすぎだよ。病気かどうかだけが問題じゃないんだよ」
私の目を見つめて、新田は続ける。
「医師の意見も大事だけど、もし不安があればセカンドオピニオンを受けてみるのもいいと思う。あなたがもっと安心できる方法を見つけることが大切だよ」
その言葉を聞いて、私の中で少しだけ心が軽くなる。
「セカンドオピニオン?」
新田はにっこりと微笑んだ。
「うん。自分に合った方法を見つけるためにも、もう一度別の医師に意見をもらってみるといいと思うよ。
何より、天宮がもっと楽になる方法を一緒に探していければいいなと思ってる。」
私は少しだけほっとして、頷いた。
「ありがとう、先生......」
何かが少しだけ、前に進んだ気がした。




