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働かないからソクラテス

作者: 漫遊 杏里

 思うんですよ、「働いたら負け」はある意味正しいのではないかと。

 いや、「なにを言ってるかこの阿呆ンダラの戯け」とか言われちゃうんでしょうけど。しかし、私はマルクス主義じゃないので、「労働とは自己実現である」とか全然思わないのです。てか、ネット上には反共産主義者が多い気がしますが、労働は肯定する人ばっかなんですよね、よーわからん・・・。そのマルクスだってお金持ちの友達がいたからあんな活動できたわけで・・・。

 まぁいいや。英語のスクールが古代ギリシャの「スコラ」という「暇」を意味する言葉からきているのは知っている方ばっかだと思います。よーするに学問(哲学)の始まりは暇つぶしなんですよ。やることない(労働は奴隷がやる)から頭でも働かせよう、てわけです。

 正直貧乏な方ではあったものの、ソクラテスも貴族階級でした。彼があちこちの知者と呼ばれる人たちにクソウザイ無限後退・・・産婆術仕掛けに駆け回れたのは彼が労働から解放されていたからでしょう。現代人のように日々の生活に追われていてはソクラテスも普通のオッサンだったのではないでしょうか。・・・彼の奥さんは喜んだかもですが。

 ソクラテス自身が奴隷制を肯定していたのは多分その辺に理由があるんじゃないかなーと思うのです。

 「日本人は勤勉だ」とかよく聞きますが、同時に「日本に哲学無し」とも言われます。私は両者には関連ある気がするんですよ。根拠とかまるで持ってませんが。

 それに思うんですよ、本当に労働それ自体が正しいのならば、正しい人ばかりの天国ではみんな、そんなことをする必要が全くないにもかかわらず、一生懸命に働く筈だと。でもどうでしょう、「労働が存在する天国」を想像する人はどれくらいいるのでしょうか?

 まぁ、『真・女神転生2』にはファクトリーの洗脳解けた後も穴掘りする人がいたし、彼はエデン行きに選ばれてた(気がする)のはアトラスからのメッセージなのかもですが。


 なんて思った昼下がり(ド深夜)

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