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高校教師に恋をした  作者: まる
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あれから1週間。


2回連続で安藤先生の授業に出席することができた。


由香さんが私が欠席していた分のノートを見せてくれたおかげで、結構進んでいた授業にも追いつけた。


そして今日。前期の中間テストの日だ。

朝からすこぶる調子が悪い。熱も出てふらふらする。

テストの日に休む場合は朝一で学校へ連絡をしなければならない。

母に電話してもらうように頼み込んで、連絡をしてもらった。

安藤先生は不在で事務員さんに伝言を頼んだようだ。

これで一安心。今日はゆっくり休もう。




それから3日後。

今日は安藤先生の授業だ。

憂鬱な朝を迎えながら学校へ向かい教室へ入る。

授業30分前なので教室には誰もいなかった。

それからだんだん生徒が登校してきた。やっぱり人が多いなぁ。

授業1分前になっても由香さんは来ないし、今日は欠席なのかな。


そんなことを考えていたら安藤先生が教室に入ってきた。

教室に入り、真っ先に私の元へ来た。


「中田、おはよう。こないだのテストのとき、欠席の連絡くれたんだよな。体調は大丈夫か?明日、時間があるときにテストやってもらいたいんだけど何時なら空いてる?」


「おはようございます。明日は昼前には授業が終わるので、昼休みから暇です。」


「そっかぁ。だったら昼休みにやってあげたいんだけど、もう一人受ける子がいて、その子は14時40分からがいいみたいなんだ。それでも大丈夫か?」


14時40分かぁ。絵里は学校来てないからお昼を一緒に食べる子はいないし、本当は昼休みにやってほしいけど無理だよなぁ。まぁしょうがないか。


「あ、はい。大丈夫です。」


「じゃあ明日の14時40分に5階の教室で。勉強しとけよ~」


そういって安藤先生は授業を始めた。



私の考えは的中して、由香さんは今日欠席のようだ。

とりあえず体育受けたら早く帰って勉強してバイトに行かなきゃな。

あ、由香さんのためにノートきれいに書かなきゃな。

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