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高校教師に恋をした  作者: まる
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月日が流れるのは早いもので新学期が始まって1ヶ月。

ゴールデンウィークも終わり、五月病というものに多くの人がかかりやすい時期がやってきた。

私も毎年のごとく、五月病真っ只中。

なーんて五月病のせいにして甘やかしているだけ。


問題の安藤先生の数学は5回ほど連続で休んでいる。

ゴールデンウィーク前に3回、ゴールデンウィーク明けに2回。

さて、今日はどうしようか。

そんなこといいながらもうすでに行く気はなかった。

今日も体育だけ出席しよう。

うん。それでいい。


そういって私は今日も数学を欠席した。


体育館へ行くと由香さんがいた。


「千佳さん、大丈夫?今日も数学休んでいたし、最近体調悪いの…?」


「由香さん、ありがとう。大丈夫だよ。ただこれからも数学は出ないかもしれない。ごめんね。」


「そっかぁ。でも安藤先生、すごく心配していたよ。中田、最近見ないけど何かあったのかな。って。」


「えぇ!?あの安藤先生が心配してるの?ちょっと面白い(笑) 」


「そうだね(笑) また来れそうならおいでよ。まってるからさ!」


「ありがとね。由香さん!」


あの安藤先生が心配してくれてるんだ。なんか嬉しい。

心配させた申し訳なさもあるけど、こんな私のことを心配してくれてるなんて嬉しいな。今度会ったらちゃんと感謝しないと。


そんなことを考えていたら、あっという間に体育は終わっていた。

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