表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

エロス言うな

どういうことだろう


からだが動かない


頭がとてつもなく重い


まるで地獄のようだ


まさかあの自称女神エロスって言ったから仕返しに地獄に送ったんじゃないだろうな


『エロス言うなし』


突然エロスの声が聞こえた


『お前説明風に考えてもまるわかりだからな』


『あと、そこはちゃんと異世界です。しかしこちらの不都合で田中さんの記憶が残ったままになってしまいました。ので、悪巧みせずにこちらが田中さんの記憶を無くすまで安静にしていてください』


分かったお


『分かってないでしょう。分かったならまともに返事してください』


りょーかいであります


『もうそれでいいです。私は田中さんの記憶を消す準備をしてくるので万が一の時は私の名前を呼んでください直ぐにかけつけますので』


エロス様の名前って何すか?


『エロス言うな、エザロスティーだ』


略してエロス


『略すな...はぁ、もう行きますからね。あ、忘れてましたが私がいない間にまぁ、無理だと思うんですけど自分が異世界から来たって事を伝えると田中さんは死ぬことになりますのでそこだけ注意してください』


エロス様は行ってしまった


よし、早速この遅れた文明に俺の画期的な知恵を貸してやるか


.....


動かん、どうなってんだ本当に


そう思い重くなった顔を手で支えながら持ち上げ体を起こすと目の前に赤子が居た


正確に言うと鏡に映った赤子である。つまりだ今俺は赤子になっている


寝よ。


勇魔は赤子になったことへの現実逃避ともしこれが現実であったとき将来身長を伸ばすために寝た











「はぁ、あの人の対応本当疲れますね」


女神は溜め息をつききながらひとりで愚痴を言う


「記憶消すのは簡単ですけどあの痛い仮面なんだったんでしょうか」


女神は『リセット』と呟き勇魔の記憶を消した


あの痛い仮面...世界を移動できるということは神器級の道具を持っている。もしくはあのイタイのが

「神」


「神が悪さをすることはほとんどないけど一応あることはあるんですよね」


「仕方ない、私が少し見に行ってきますか」


「我が名はエザロスティー七つの罪人を司る神我が信者達よ我をステータスが結構高い者に転移させたまえ」


女神は少し無茶があることを言い転移した。







「ベルちゃぁん起きしたんでちゅかぁ?ベロベロバァー」


なんだろうこの鎧野郎


「ダディでちゅよーベルちゃぁん」


無性に殴りたい


「可愛いでちゅよぉ」


思いっきり拳に力を込めて顔面を殴った


すると鎧野郎は壁まで吹っ飛び練り込んだ


魔王様ぁぁぁぁ。大丈夫ですかぁぁ。おいお前早く担架持ってこい。おい、魔王様気絶してるぞ。それにしてもベル様赤子ながら魔王様をこんなことにするとは。メフィス様を呼んでこい。


どうやら私は魔王の娘に転移したようだ


「メフィス様こちらです」


手下らしきやつがメフィスと呼ばれた女をつれてきた


「おやおや、これはこれは凄いのが来たようだね。」


メフィスは下がりなと言い手下と魔王を部屋から出すと私に近づいてきた


「久しぶりだねぇ。エロザスティー」


メフィス、それは私が封印したはずの悪魔である


「私の娘に転移したようだねぇ。まぁいいさその分ベルが強くなったことだし許そうじゃないか」


魔王とメフィスの娘に転移したのか


「でも、このまま成長して反抗されるとたまったもんじゃないから記憶を消させてもらうよ」


くそっ、させるかよ


顔面狙って殴ったが所詮赤子魔王へは不意打ちだったから効いたものの殴ってくるだろうと予想していたメフィスにはその拳は届かなかった


「じゃあなエロザスティー『リセット』」


赤子の体では魔力が足りなくて守ることはできないが攻撃ぐらいならできるんだよと心の中で思いながら女神は初級魔法である『サンダーボルト』を唱えた


女神の記憶が無くなったのとメフィスが死ぬのは同時であった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ