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会議

大広間、そこには7人の魔王と一人の娘が居た。

緊張感のある空気の中、ひとり大きく息を吸ってその空気をぶち壊した。

「ただ今より、第307回魔王会議を行いまぁぁすっ!!」

その声の主はたったひとりの娘のベルであった。

「うるせぇよ、ここ大広間だけどよ小さい椅子と会議室とかにありそうな長机しかねぇんだからそんな大声出してんじゃねぇよ」

憤怒に満ちたこのボンキュッボーン!の極みである彼女は椅子のネジをクルクルしながら言った。

「サタンが急かすようだからすぐに本題に入るよ。」

急かしてねぇよというツッコミはスルーしてベルは話し始めた

「先日、パピーが不治の病で...」

「魔王さんの病って痔じゃなかったでしたっけ?です」

平らな胸の乳首部分の回り数センチと股間部を隠したような布だけの露出度の高いロリっ子が言った。

「痔が気になりすぎてこのユウマくんとの戦いで敗れて死にました。ので、とりま自己紹介よろっす(^^ゞ」

マ痔かよ?というボケが入ったが皆からスルーされた。

「まずはユウマから!時計回りでぇよろっ!」

「初めましてユウマです、出身国はトヤマで月曜担当らしいです分からないことばかりだと思うのでその時はよろしくお願いします。」

「ベルゼブブでござる、出身はクマモトで火曜日を担当してるでござる他の日は大体イタイケな少女の安全のために見守ってるでござる」

おっと新人なのに反応が無くてスルーされましたねぇ、別に気にしてないけど

「こんなやつに自己紹介する意味ねぇっていうか、さっきベルが言ってたからいいっしょ?」byボンキュッボーン

「私もそう思うですが出会いを大切にしたいですので自己紹介するです名前はアスモデウスです出身はアイチでピチピチの14歳です金曜担当です」byロリっ子

「お前らのようなクズ供に名乗る名などないそんなことするぐらいなら話す必要を無くすためにお前らをミンチにしてやるわ」

普通に美人だが表情を変えずにこんな暴言を吐くなんて末恐ろしいね

暴言美人は椅子のネジをすべて取り外して部屋から出ていった。

コイツら椅子になんの恨みがあるんだよ

「ユウマ気を悪くしないでねツンデレなだけだから。彼女の名前はルシファー、私はルシフって呼んでるよ。気を取り直して次いってみよー!」

「僕はマモンこう見えて男なんだよ、意外でしょ?出身はエヒメで最近の趣味は裁縫とかだよ。ユウマその剣かっこいいねいいなぁ、僕も欲しいなぁ」

おそらく人外種と人間のハーフなのだろう猫っぽい耳をつけているが他は普通の人間と同じだ

「これは大切な物だからダメだすまない」

わかったとマモンは言ったがとても残念そうな顔をしていて心が痛む

「ねぇねぇユウマくん君は私の自己紹介の前になんでどうしてなぜに話をしているのかな?かな?それはとてもズルいことだと思っちゃうんだけど。今日だけは許そうと思うんだよだって今日は君が魔王を倒したから君が主役の日だから。だから今日つまり水曜日が私の担当でつまり私が魔王なのに主役じゃないことを許そうと思う。あたしの名前はレヴィアタン出身はシマネよ」

嫉妬深い性格なのだろう多分一番キャラがたっている彼女は爪を噛みながら椅子のネジを回し続ける

「これで自己紹介タイムはしゅーりょー!皆お気に入りの相手は見つかったかなぁ?ということで今から私の大事なパピーを殺しちゃったユウマのお金で飲みにいこー!」

魔王を倒したことを出されたので断れなかった





何軒目だろう、この魔王たちは他人の金だと思って散々飲みまくっている(ベルとアスモデウスはオレナミンEを)ていうかコイツら一応魔王なのに普通の飲み屋に入ったりして大丈夫なのだろうかさっき入った焼肉屋なんかでは名前を書く欄に『魔王』と書いてたし、もちろん俺が『真央』に変えておいたが魔王の自覚があるのだろうか

ちなみに俺はと言うと

「ルシフちゃぁん可愛いよぉぉレヴィもぉぉさっきまでは病んでたから顔を気にしてなかったけど今見るとめちゃくちゃ可愛いよぉぉ俺と結婚しようよぉぉ二人ともぉぉあ、もちろんアスモたんもぉぉ皆家族だょぉぉアスモたんは養子にするからねぇぇぇ」

絶賛酔っぱらい中である

「でへへでへへへサタンちゃん揉ませてよぉぉでへへへ」

魔王討伐に専念していたから酒を飲む機会がなく耐性がないからだ

「は?誰に口聞いてんだこの豚がお前なんかと家族になるくらいならお前のアレをダガーで切り取ってやるわ」

相変わらずにこやかな表情から一切変えないのがすごいな

「何で君に病んでたとか決めつけられないといけないのかな?君は私の権利を奪うのかな?私が病んでるかどうかを決めるのは君ではなく私なんだけどなおかしいな?何で君が決めてるのかな?あんまり調子のると恐い思いすると思うけどな」

やっぱ病んでますね

「さすがにキモいですユウマはもっと身の程を知るといいです」

「おい揉めるもんなら揉んでみろや揉まれる直前にてめぇの手切り取ってやる」

「まぁまぁ皆さん落ち着くでござるよ特にユウマ氏は落ち着くでござる」

「そうだよユウマどうして私だけ結婚してくれぇだの養子になれだの胸揉ませろだの言ってくれないのさ『ベルちゃん可愛いよぉぉ天使だよぉぉ』って言ってくれないんだよ」

..........

「忘れてた。でへへ」

「ユウマ、人にも魔族にも言っちゃいけないことぐらいあるんだよ」

「だってよぉ揉む乳ねぇじゃんアハハうけるぅ」

「うけないよバカ」

ベルは走り去って行った

「「「「あーーあ、」」」」

「マモン、この腐れ外道に水かけてやって」

「りょーかい」

マモンはユウマにバケツ一杯の水を頭からぶっかけた

「はぁ...あ、やべ俺マズイことしちゃいましたよね?」

「『お前のような貧乳にステータスも希少価値もない』なんて言ってたです」

「人の記憶を捏造するな記憶は残るタイプだからな」

「そんなことより追いかけたらどうなんだ?このクソ豚野郎、家畜なら家畜らしくエサでも食ってろ」

最後の要らねぇだろとツッコミながらベルが向かった方に走った。


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