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シフト制

死体の山それは魔獣や悪魔などが入り交じっていた。

「フハハハハ、面白い、面白いぞ人間まさか一人で我が城に来るとはなしかも我の手下を全て倒すとは、もしや人間貴様がエクスカリバーを抜いた勇者なのか?」

そこには勇者、階段の上、玉座には魔王が座っていた。

「その通り俺の名はユウマ。エクスカリバーを抜いた勇者だ。」

自分で言うとなんか変な感じするなw

「貴様も勇者であっても人間だろう我を倒して何が欲しいのだ?富か?名誉か?女か?今なら我の手下にしてやってもかまわんぞ我の手下になるのならば何でもくれてやろう。」

「じゃあ、頂こうか魔王!てめぇの首をなぁぁぁ!!」

その瞬間、魔王までの階段が綺麗に二つに割れそのまま魔王の手前まで割れた。しかし、魔王は全く動じず人差し指をデコピンをするように弾いた。勇者の足元が無くなった勇者は高く高く跳んだそのまま魔王にむかいエクスカリバーを降り下ろした。当たったエクスカリバーは魔王の脳天を直撃し魔王の命は尽きた。




王都トヤマそこは他の国に比べるととても小さな国勇者ユウマの出身国。ユウマは今魔王の首を取ったことを国王に伝えるところだ。

「勇者ユウマよ、ご苦労であった。しかしそなたの活躍は他の者に知れてはいけなくなったすまない。」

国王は申し訳なさそうにユウマに頭を下げた

「お止めください国王俺も事情は承知しておりますどうか頭をお上げください。」

国王は頭を上げ話を続けた

「君も知っての通りこの国はとても小さいだが魔王城へ最も近い国のため他国から膨大な物資を貰っておるしかしだなこの魔王がいなくなると物資が大量にあるこの国はすぐ近隣の国に狙われ落とされてしまう。ここまでは理解したな?」

「はい、理解しました。」

「本題はここからだ、魔王が居なくなったことはすぐ他国に情報がもれるだろうそこでだ君に魔王をやってほしいのだ。」

「えっ!?魔王をするとはどういうことなのですか?」

「なぁに、人類を滅ぼせとまでは言っておらぬただ、魔王城に住んで魔王がまだ生きているように見せてくれるだけでよいのじゃ幸い魔王は、鎧を被っており魔王の娘ですら顔を見たことが無いらしい君がもちかえってきた戦利品の中に割れた魔王の鎧があっただろ?それを復元したのだそれを被れば魔王そのものだ。」

「...分かりましたこれもすべて国のためですからね。」

「礼を言おう勇者よこの国のために頑張ってくれ。」

こうして勇者ユウマは、魔王となった。




ユウマが魔王を倒し1日が過ぎたユウマは今のところ魔王のフリはうまくいっている。この魔王城は強力な魔法によりどんなに壊してもすぐに治るようにできていてユウマが魔王を倒した際に壊れた箇所はすでに治りきっていた。そして今日は魔王の娘が温泉旅行から帰ってくる日でもある魔王の娘は何の危害も与えないというか魔王のスネかじりまくって魔王軍の資金を減らすという功績を持っているので倒さなくても良いそうだ魔王じゃないとバレないように接しないといけない今までで一番難易度の高い任務だ。

ピンポーン。

俺が魔王に就任してから取り付けたインターホンが鳴り響いた。どうやら魔王の娘が帰ってきたらしいすぐに門をあけ魔王の娘を中に入れた。

「パピー!ただまー」

チャラい魔王の娘ちょーチャラい

「お、おぉ、おかえり。」

やっべ、声くっそ裏返ったww

「あれ?パピーいつもみたいに『パピーって言うなダディって言え!』って言わないの?」

うわぁ...魔王マジかよ、どうしよ魔王やるのやめたい

「あ、そうかパピー負けちゃったのか。」

「そうそうパピー負けちゃ...今なんて?」

「ダディカッコいいって言った」

「違うだろ、何で知ってんだよ」

「だって新入りさん入ったとか聞いてないし」

「新入り?え?」

「パピ...いや、魔王は7人居るんだよ。勇者さんが倒した魔王が私のパピーで本物の魔王だけどさ」

「は?7人?本物?」

「魔王はシフト制だもん」

「.....」

「簡単に説明するとねパピーが年老いてきて体力的にヤバくなってきたからパピーを倒しに来る勇者を先着6人まで高額で雇おうってなったの。とりあえず勇者さん..えぇと」

「ユウマです」

「ユウマは月曜担当の魔王で他の曜日は好きにしていいよ自分の国に戻ってもいいし。あ、でもこのこと関係者以外に話すと呪いでそのこと知った奴全員死ぬから」

そして魔王の娘は微笑んだ

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