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連れて来られたところは、石造りの城壁がある、かなり強固な城だった。
城壁の周りには、10メートル以上にわたって、堀がほられていて、水も張っていた。
「ホーイ、ホーイ、ホーイ!」
一人が呼びかけると、中からライフル銃のようなものを持った人が現れて、呼び返す。
「合言葉はぁ!」
「ガラッサ、マラッサ、イグチミュール!」
私にはそう聞こえた。
「よし、城門を開けぇ」
そして、堀を渡すように橋が通される。
「お嬢様。どうぞぉ、お先にお渡り下せぇ」
促されるままに、私はその橋を渡らされた。
全員が門に入ると、目の前の格子状の扉が引き上げられる。
それと同時に、私の後ろの橋も上げられた。