病院ってなんか怖いですよね?
これは私と、私の父と一緒に経験したお話です。
父とたまに振り返ることがありますが、かなり不思議な経験をしました。
今から6.7年前でしょうか。
この時私の親戚が病気で倒れまして、入退院を繰り返しておりました。
症状は重く、医者からは手術をしても体力が持たないかもしれない。
また、転移している可能性もあり、患部を全摘できないかもしれない。
そう言われていたそうです。
家族で話し合い、手術はせず残りの余生を充実したものにする、
いわゆる緩和ケアに方針を切り替えたそうです。
入院をしていたことは知っていましたが、そこまで体調が悪いと知ったのは父から親戚が危篤であると連絡がはいった時でした。
その時の私は、祖母の家から自立して一人暮らしをしておりました。
職場の上司に親戚が危篤のため帰省したいことを報告し、実家に帰省しました。
親戚の病院に着いた頃には、夜になっていました。
体調は少し持ち直したみたいで、入院している親戚に声をかけることができました。
なんとか会話はできたものの、痛みが強いみたいでものすごく辛そうでした。
その後家族の待合室みたいなところで待機していると、私の父やそのほか家族たちが今後の薬の強さをどうするか話し合っていました。
というのも、痛み止めを強い薬にすればするほど、意識はぼーっとして会話ができなくなったり、そもそも意識がなくなったりするみたいで。
方針が決まって、病院を後にしたのは23時頃でしたでしょうか。
今回危篤ということで親戚中に連絡し駆けつけてもらったのですが、みんな各ホテルまでの足がなく、かつ田舎の公共交通機関の終電は早いので、各自分かれて親戚を送迎することになりました。
うちの実家はワンボックスのファミリーカーを持っており、
私も実家の車を運転して親戚を各ホテルに送迎する役割を与えられました。
急遽ドライバーに任命されたので、一度父の仕事用の車で実家にそのファミリーカーを取りに行くことになりました。
こちらの病院ですが、緩和ケア専門の病院ということもあり、、。
まあいわゆる亡くなる方専門の病院だったので、ビビりな私は時間も時間だったので早く出ようと思ってました。
今まで病院でそういう心霊体験はしたことないんですけどね。
でもよく言うじゃないですか。
そういう人の負の感情がたまりやすいところはよくないって。
そんなこんなで私と父は病室を後にし、エレベーターで7階から1階に降りようとボタンを押しました。
エレベーターの中で父と今後の話や、会っていないときの話をしておりました。
途中で病院の先生と乗り合わせ、先生が途中階に降り、次は私たちの1階の予定でした。
通常の病院の受付時間は過ぎているので、1階は薄暗く照明も最低限に抑えられていると思っていたのですが、ついたフロアは真っ暗で明かりという明かりはあの非常口の緑の避難灯のみ。
しかも病院の1階の受付がなく、あれ?と思って階数を見ると4階。
ん?
さっき先生が降りたの3階。。
変わらず1階の行き先ボタンは点灯したまま。
しかも真っ暗なフロアの奥のほうには”霊安室”。。
急いでエレベーターの閉めるボタンを連打し、戸が閉まると通常通り1階へ。
父と私は病院の駐車場まで無言で、急いで車に乗り込み
車に乗ってふたりで
「なんで????」
1階のボタンの押し間違えかと思いましたが、キチンと最初から1階のボタンは点灯していたので、押し間違いはなさそうですし、、。
また、下に降りる方が霊安室のあるフロアからボタンを押してエレベーターを呼んだのなら、普通先生が降りた3階の前に4階に止まるはず。
なのに、3階から押されているはずの1階には向かわず、4階の霊安室があるフロアへ上がる。。
3階から4階にあがって、あれ?となって父と目を合わせて静けさにかえったあのエレベーター内を思いだすだけでゾクっとしてしまいます。
あれはエレベーターの故障なのか。
それとも私と父には視えないナニカが一緒にエレベーターに乗り込んできたのか。
その後、親戚の送迎を終え実家に帰宅し、母にこのことを話すと、
「そりゃね、緩和ケアの病院だからそういうことは起こるよね」
と一言。
そしてぼそっと
「エレベーターよりあんたが寝てた待合室のほうがお母さんやばいと思ったけどね。。よくあそこで寝れたね。。」
え?
待合室明るいしみんないたし、特に怖い思いしてないけどな、、。
霊感のある人特有の第六感センサーは、私のはまだまだ機能していないようです。
完




