トイレの悪用は厳禁
この話は私の弟が経験した物語です。
私には年の離れた兄弟が下に三人おります。
そのうちのひとりがまだ中学生のころに体験したそうです。
私と弟は10歳離れており、弟が中高生になった頃私はすでに実家を離れ祖母と暮らしておりました。
実家のそばには、大きな公園がありました。
私が実家にいたころの公園は、滑り台や木々に囲まれていて滑り台やブランコもあり、正直夜になると少し気味が悪い公園でした。
気味が悪いといっても、なにかそこで私自身が心霊現象にあったとかそういう経験はないのですが、なんといえばいいのでしょうか。
公園内にある外灯も電球が切れかかっているのか、点滅していたり、そもそもそんな明るくなくて、木々に囲まれているので、日が暮れると全体的に暗いと言いますか。。
まあとはいえ、実家の真横の公園ですし、実家も地元の学校から徒歩10分圏内ということもあり、自分含めおそらく多くの地元の子供たちがお世話になった公園でした。
そんな公園でしたが、大規模な工事を行いリニューアルをしました。
小さな滑り台とブランコはあるものの、砂場は撤去され、周りを囲っていた多くの木々の大部分がなくなりました。
公園の中心部は更地になり、私が思うに地元の方々がゲートボールをよくしていたので、そのために更地エリアを広げたのか?というくらい寂しい公園にリニューアルしました。
その代わりなのか外灯はきれいで新しく、明るくなり、トイレもきれいになり、私自身はリニューアルしたことによって、気味の悪さはなくなっていました。
リニューアル後は、自分はスポーツをしていたため、友達や私の父と一緒に練習することに使わせてもらってました。
私が実家を離れ、弟も私と同じスポーツを始めていたそうです。
私同様、弟もその公園で夜遅くまで練習をしていたみたいです。
私が住んでいた祖母宅と実家は車で3時間くらい離れているため、実家に住む家族とはなかなか会えていませんでした。
たまたま私が実家に帰省し、弟と会ったときに隣の公園でキャッチボールをしました。
すると弟がいきなり
「この公園ってなんかいるの?」
気味が悪いと思ったことはありましたが、それはリニューアル前のことで。
弟が大きくなって知っているのはリニューアル後の新しい公園しか知らないので、それ以降公園を気味が悪いと思ったことはありませんでした。
「なんで?この公園新しいしきれいだし、明るいし何もないじゃん」
弟は言いました。
「すぐそこの障がい者用トイレあるじゃん。なんか毎日じゃないけど、勝手に戸が開くんだよね。。」
「いやいや、経年劣化じゃないの?」
リニューアルしたとはいえ、おそらく十数年たってましたし、遊具がない代わりにみんなスポーツをしてボールなどがぶつかっていたのかそのトイレの戸はへこんでいました。
弟は反論します。
「そう思うじゃん。じゃあ開けてみてよ」
「いやいや。その話聞くとちょっと怖いじゃん。どうせ驚かそうとしているだけやろ。」
少しびびりながら、弟に驚かされないようけん制しつつ開けてみようと障がい者用トイレに近づきました。
実はこのトイレ。
私が反抗期真っただ中で、親と言い争いになったときよく家をでてこのトイレに引きこもってたことがあり、第二の家といっても過言では、、ありますが(笑)
そんなこともあり、このトイレは何もないと思ってました。
障がい者用のトイレなので、車いすの方も入れるようバリアフリーで、スライド式の戸なのですが、その戸を開けようとしたら。。
かたい。。
開かなくはないのですが、決してバリアフリーとは言えない固い戸。
おそらく子供たちが粗末に使い、戸をべこべこにへこました影響なのでしょうか。
尚更勝手に開くとは思えない。
「ビビらそうと思って嘘ついたやろ。それか見間違いなんじゃないの?」
弟から詳細を聞いた内容によると、
弟はトイレのすぐ横でスポーツの練習を毎日していたそうで。
リニューアルしてからは遊具は端っこに追いやられ、真ん中が更地。
その遊具がない逆端にトイレがあり、まあなのでかなり見通しが良く人が近づいたら絶対にわかると。
しかも急に開くわけではなく、少しづつ戸が開いていった気付けば半分ほど開いているそう。
あの固い戸が。
確かに人力でやれば少しづつあけるのは可能だと思うのですが、風?とか建付けが悪くなって勝手に開くような戸の固さではなかったんですよね。。
果たしてあそこにいったい何がいるのか。
この話はそんなに怖くなくてすみません。
オチよわです。。
その後母に弟の話をしたら、
「あんたもよく家出であのトイレ行ってたよねー。お母さん気味悪くて絶対迎え行きたくなかったもん」
「え。あのトイレなんもなくない?」
「まあわからなければいいんじゃない?」
霊感がある人は何を感じているのでしょうか。
私もまったくない、とは思わないですがほんと一部の波長があった時だけなんだろうな、と思っているので、霊感ある人たちのここヤバイ、の第六感が欲しい今日この頃です
完




