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詩 雑草

作者: みなもとあるた
掲載日:2022/04/03

十字路を右に曲がる


十字路を右に曲がる


十字路を左に曲がる


私は今、自分の意志で左に曲がったのだろうか


それとも、右ばかり選んでいては偏ってしまうという常識にでも操られたのだろうか


自由意志なんてものは、本当にあるのだろうか


めまいにふと足元を見る


アスファルト、雑草、アスファルト、雑草、別の


ここに伸びる雑草たちは、果たして自分でここを選んだのだろうか


きっと違う


自分の意志では逆らえないおおきなものに流されて、ここにいるしかないのだろう


神様から見たら、私も同じようなものなのかもしれない


自分で考えているつもりで、実はおおきなものに流されている


流されている、気付きもしないまま


しかし、雑草という名前の草が存在しないのと同じで、私にも個性がある


アスファルトを内側から砕くタンポポのように、伸びる可能性


そんな風に


もう一度足元を見る


雑草が伸びている。さっきよりも


伸びて伸びて、見る見る間に


伸びた雑草は、近くにいた雀に襲いかかる


それから、散歩していた犬とおじいさんに


いや普通の雑草じゃねぇな何だこれ


外来種か?


怖っ、とりあえず逃げよ

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