プロローグ〜ちょっと公開。人類VSモンスター〜
設定書くの楽しいのに本編となると全然筆が進まないマン(´・ω・`)
むかーしむかし。『ディーケストライア』と呼ばれる地がありました。自然豊かで、天に聳え立つ美しく逞しい大樹を中心に、森林や平原が綺麗な緑の模様を描いていました。
そこには、モンスターと呼ばれる者達と人類、その他の種族が存在しています。
モンスターは人類をエサと認識している者、共存を望んでいるもの、平和を望んで隠れて住んでいるもの等、様々な思想を持ち、独自のコミュニティを築いて暮らしていました。
一方、人類はモンスターを驚異と認識。戦争を仕掛けてきたのです。
しかし、強力な武器や防具が無ければ人類は非力。無力も同然です。そういったもの達は真っ先に食べられてしまいました。
そこで人類は考えました。『だったら巨人を纏えばいいじゃない!』と。
人間の鎧を参考に、人類は試行錯誤を経て巨人を創り出しました。その巨人を、後に『聖騎士機』と名付け、今度はモンスターを狩り、激闘の末領土を得ました。
そんな人間は、モンスター達にとっては不法侵入した挙句、勝手に住み着いた蛮族以外の何者でもありません。しかし、あの巨大な鎧を倒す術はありませんでした。
ーーーそこから数十年の月日が経ちました。結果、戦争に負けたモンスターは、ひっそりと暮らすことを余儀なくされました。
そんな時、とある大森林にて。剣のように鋭い体毛を持つ狼のようなモンスターと、半魚人のようなモンスター。女性と鳥を合体したようなモンスター。そして、ヒレのような長い尾を持った、2本角の格闘家のような獅子が睨み合いをしています。
そのモンスター達の傍にあるのは、卵。しかもガタガタと揺れている状態です。
この滝は、自分の縄張りだ。だから生まれる我が子の為に見つけたここを、ころしてでも制覇する。
と、互いが威嚇行為を続け、睨み合う中。ヒレを持つ獅子のようなモンスターの頭上が暗くなりました。
何事かと思って見ようと上を向いたその時、すぐ近くの泉から大きな音が鳴り響き、他のモンスターたちもそこを凝視します。
見てみると、小さな箱のようなものがプカプカと浮かんでるではありませんか。
半魚人のようなモンスターがその箱の元へ向かうと、ニンゲンの赤ん坊が弱々しく眠っていたのです。
ニンゲン!!と、モンスター達は身構えますが、相手は自分たちで例えるならば『雛』のようなもの。それに加え、今にも死にそうな様子のニンゲンの赤ん坊に、何だか母親としての本能が刺激されました。
それからというもの、4匹で交代交代で赤ん坊を育てます。
ーーーそして、その赤ん坊が『少女』と呼ばれる見た目になった時、物語は動き出しましたーーー
ロボットもの必要あるか?って感じがあるので、暖かく見守ってください(´・ω・`)