五時限目『 プリズンゾンビ 』
プリズンゾンビ
■ 異称;黒ゾンビ、ブラックワックス
■種別:スピルードル王国の自然発生のゾンビ
( 廃墟に閉じ込められていた囚人ゾンビ )
■主な出現地域:開拓時代の刑務所遺構とその近隣の湿地
■出現数と頻度:限定された地域において、一体〜十数体、まれ
■サイズ:人間大
■危険度:小〜中
■知能:なきに等しい
■人間への反応:攻撃
■登場エピソード:なし
■身体的特性とパワー
からだの大部分がロウ状物質になった黒いゾンビです。
何百年も前の流刑者の屍体で、見た目は歩く泥人形、タールまみれのヒトガタです。盾の三国の開拓時代の刑務所遺構の地下に人知れず閉じ込められていました。
生前の意識や記憶は残しておらず、よろよろ歩いて、無差別に出会った人間に襲いかかります。
黒い屍蝋のからだは異常な特性をもち粘土の柱のようで、うかつに斬りつけると刃がめり込み、刺した槍は抜けなくなります。
火をつけて一気に火達磨にならず。悪臭の煙を上げ、火種を滴らせながら歩きまわって混乱を広げてゆきます。
屍肉の変質は魔術や死霊術と関係なく、生前、全身に蓄積された有害成分が、地下空間で長い時間かけて偶発的に化学反応を起こしたと推測されます。
■ 履歴
黒いプリズンゾンビの存在が知られたのは、スピルードル王国の辺境の町を突然、群れが襲ったときです。
そのときまで、ゾンビは街の近くの廃墟の地下に閉じ込められていました。数百年間、その秘密階層は厚い天井と壁と石扉に閉ざされていましたが、建物の老巧化と地下水位の低下。そして、一部の近隣住民が行った石材取り(破壊行為)のため建物崩壊が進んでいました。
プリズンゾンビの集団は、何かのきっかけで地下の封鎖の要所が壊れて解放され、その後ほとんど間をおかず最寄りの町に押し寄せたようです。
前後の状況から、廃墟から石材を運び出した荷馬車が、偶然、ゾンビたちを町に案内したようで、アンデッドへの備えの無かった人口密集地への不意打ちになりました。
プリズンゾンビの起源は、数百年前の大陸情勢にあります。
当時、大陸の中央諸国は政治が乱れ、都市には貧民があふれて地方では逃散農民が暴徒化していました。指導者層が解決策の一つとして実行したのが、大陸西部への強制移民(棄民)でした。
辺境に開拓拠点の流刑地が幾つも新たにつくられて、スラムの貧民や土地を失った田舎の流民たちが「犯罪者」として狩り集められて送られました。
── 流刑地(辺境開拓地)から帰還は許されず、当時、既に「貧者の墓地」と呼ばれました。
黒ゾンビが隠されていた遺構は湿原が広がる湖畔にあって、後世『レイクプリズン刑務所遺構群』と呼ばれ「貧者の墓地」の中でもとくに異常な側面がありました。
腐敗した指導者層に通じた犯罪組織に私物化された、麻薬の生産拠点だったのです。
正体不明の組織は流刑地で囚人を酷使し、冷たい湿原で毒草を刈り取り、地下工房で麻薬を加工製造。重労働の対価に生産した粗製麻薬を与えました。さらに魔獣深森で未知の薬用成分をえると、囚人たちで実験したようです。
歴史記録では、レイクプリズン刑務所は、大火によって甚大な被害を出して閉鎖されました。
囚人たちは施設に取り残されて全滅したことになっていましたが、跡形無く焼滅したはずの遺体が今回、アンデッドとして見つかり。秘密の地下階の調査で、生き埋めにされた看守の手記が確認されました。
それによると、レイクプリズン刑務所(流刑地)の本当の終幕は大量殺人と放火で、何らかの理由で施設を緊急に放棄することになって、犯罪組織は奴隷労働の囚人たち(麻薬に冒されたからだ自体、犯罪の証拠になる)と組織が切り捨てることにした一部の看守たちを諸共に地下の秘密区画においこみ。数少ない出入り口を石材で閉じて、最後に地上施設を焼き払ったのでした。
中毒者の死体のアンデッド化、異常な肉の変質は犯罪組織の思惑と無関係な出来事でした。
■ 危険
町を襲った黒いゾンビは二百体近く、その後の調査活動で、さらに十数体のゾンビが廃墟の内外で倒されました。地下から解放されて湖水や湿原に迷い込んだものもいて、後者は討伐しきれていません。
また、レイクプリズン刑務所(流刑地)は、末期に千人を超える流刑者がいました。
このため、レイクプリズンの内外にはまだ発見されていない秘密施設や埋葬地があり。今後も、黒いプリズンゾンビがあらわれる可能性があります。
*;裏話風、ミのない雑談オンリーです:: m(_K_)m::
◎ プリズン・トーク!
________:: φ( ̄四  ̄ ;K
〉キイワードは「プリズンブレイク」!!!
P;  ̄ □ ̄)アホかっ!____
〉脱獄 ⁉︎
〉みんな死んでるだろ! ゾンビだろ!!
〉どす黒いゾンビになってやっと解放(?)されました。そして、害獣扱いされました、討伐されました。
なに、これ、おい、救いが無いぞ。
________。 φ( ̄o  ̄ ;K
ゾンビだからねー、そりゃ救われない。
[ けーはくな調子 ]
P;  ̄ _ ̄)・・・
______むー、 φ( ̄二  ̄ ;K
〉経緯を説明するとね。
〉蜘蛛意吐世界で、ゾンビが自然発生する場所に、処刑場をあげたことがある。
【連想】
* 処刑場→ 死刑囚→ 檻房→ 刑務所。
〉もとより、刑務所は怪談と怨霊の特異点。取り上げない手はない!
P;  ̄ _ ̄)?_____
〉今それ( → )、連想なの? 同じ場所をぐるぐるしてる。
〉それに、刑務所でゾンビ……⁉︎
_________( ̄  ̄ ;K
〉みなまでいうな。
〉自由の無い刑務所では、動きの鈍いゾンビよりも、実体が無くて壁や鉄格子をすり抜ける悪霊の方が怖い。
映画「プリズン(1988、米国)」は、再開された刑務所で連続殺人が発生。かつての死刑囚の悪霊が囚人たちに襲いかかった。
死んでから自由自在になった囚人(霊体)に、塀の中・檻の中で襲われる恐怖!
人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」は、part 6・ストーンオーシャンの舞台がアメリカの重警備刑務所だった。
囚人の主人公は自由を奪われたまま、正体を見せない敵とスタンド戦。刑務所内で、悪霊を武器にした闘争、と言えるかも。
( P〉 ……かも??)
── あらためて説明すると。
「ジョジョ」のスタンド(能力)とは、常人には見えない人や器物のかたちをした超能力。鉄格子や監視カメラだらけの刑務所の中で、看守の目をかいくぐって、驚異的な力を発揮できた。
スタンドの初登場はシリーズの part3。
そして、part3の主人公は、part 6の女性主人公の実の父親だ(part3登場時は高校生)。突然覚醒した力を悪霊と呼んで、自分から留置場に入っていた。『悪霊』、『留置場』!
それと、話は飛ぶけど。
part 6の敵のひとり(男囚)は、ゾンビをつくるスタンド能力者だった。刑務所の中で、剥製の動物や所内の墓地の死体からしもべがわく。
そいつらは『透明ゾンビ』で、スタンド使いにも姿が見えない。地面と同じように壁を歩けて、襲いかかってきた。
相手に噛みつくけどゾンビ化は起きない。
P;  ̄ _ ̄)は?_____
〉どこがゾンビなのさ?
幽霊とか騒霊と、襲われる側からしたらなにが違うの?
〉? ああ── 要するに。
けーは、ゾンビが刑務所で暴れる面白い作品に心当たりないんだな。
〉それじゃあキイワードが『プリズンブレイク』なのは?
_________( ̄  ̄ ;K
〉・・・囚人ゾンビは、とにかく塀の外に出さないと事件にならない気がした。
ゾンビはアホだから、刑務所の中では簡単に隔離や分断をされて。何もしなくても、勝手に所内のあちこちで立ち往生しそうだ。
だから古いゾンビが、とうの昔に閉鎖されてた刑務所の廃墟塀から湧くことにした。そして、古いゾンビをはミイラ化と屍蝋化のどちらにするか、で。タールマンに。
〉それからそれから。刑務所の怪奇に無実の罪の終身刑や死刑の話はつきものだ。
映画「プリズン」の悪霊は、無実の罪の死刑囚。ジョジョpart6の女性主人公は無実の罪で巨大刑務所にぶち込まれた。
P;  ̄ 〜 ̄)_____
〉…… それが、黒いプリズンゾンビは理不尽を山盛りにした理由??
故郷を罪なく追放された上。麻薬がらみの奴隷労働に苦しんで、死んだあとも── (やっぱり、極端だ)。
_________!( ̄  ̄ ;K
〉じつはタイトルつながりで、「プリズン」→ 「プリズンブレイク」、からのレイクプリズンだ。
P;  ̄ o ̄)は?
________ ふ ( ̄_  ̄ ;K
〉刑務所遺構の地名を考えたとき、とりあえずひっくり返して「レイクプリズン」。そこから、刑務所の所在地を湿原の広がる湖のほとりにした。そして、
【連想】* 湿原 → 葦原 → 悪しき草原。
じつは巨大犯罪の舞台だったことにしよー!となった。
〉ちなみに漫画『ジョジョ』の巨大重警備刑務所は、フロリダの湿原に囲まれていた。
P;  ̄ △ ̄)_____
〉いや、あの、な。
【連想】○○→ □□→ ………は止めよう。
〉ぐちゃぐちゃに跳ぶ話に、無理矢理、真っ直ぐ矢印引いても納得できない。
プリズンブレイクがレイクプリズン?
ブレイクの「ブ」はどこ行ったのさ。
P;  ̄  ̄)_____( ̄ブ  ̄ ;K
ーーいらッ




