二〇時限目 『 ウィル・オー・ウィスプ (鬼火)』
ウィル・オー・ウィスプ (鬼火)
■種別:警備用魔術機械(無人浮遊機球)
■主な出現地域:古代遺跡のまわり
■出現数と頻度;1〜10体、ふつう
■サイズ:直径50㎝(球形)
■危険度:小
■知能;なし(排除対象を自動攻撃)
■人間への反応:攻撃
■登場エピソード: なし
■身体的特性とパワー
ウィル・オー・ウィスプは、夜に淡く光る球体です。
地上近くをふわふわ、重さを感じさせない動きで漂い、ハンターや旅行者が遺跡に足を踏み入れると、どこからともなく集まって襲いかかります。
その正体は、古代魔術文明の自動戦闘機械です。
淡く光る球にみえるのは、超合金の極薄のブレードリングが高速回転した残像です。環状の刃の威力は対人用ですが、三重(大・中・小)です。体当たりで、攻撃対象の肉や骨をかき削り失血死させます。
あるハンターは、ウィル・オー・ウィスプの正体を知り、空飛ぶ皮むき器と評しました。
球体の中核は、支えなく浮かぶ拳大の金属球です。
見えない力場で全体を浮遊させるとともに、各部をつなぎ、リボンの形状維持と高速回転をさせます。コアの金属球はさらに、索敵や姿勢制御などの機能も担い、エネルギー原もおさめています。極端に単純でコンパクトにした弊害で、高度な探知能力はなく、判断力と呼べるものはほとんどもたず、自動的反射的な動きが目立ちます。
物理攻撃に特化していますが、装甲が皆無で、刃の薄さとスピードで切れ味を出していてパワーはありません。大石を投げつけられただけでも、ブレードリボンが千切れ飛ぶ(見た目は光る球体が弾けて壊れる)ダメージを受けます。
人間を相手にするとき、数にまかせて押し包み、損害を出そうとも切り刻もうとします。
■履歴
ウィル・オー・ウィスプは、古代遺跡の内外に出没します。古代魔術文明では、番犬、防御柵のような低コスト低威力の警備手段として使われました。
強力な軍隊や魔獣との本格的な戦闘は期待されず、想定された相手は暴徒や軽装の民兵、野生動物など。本格的戦力のいわば「無駄撃ち」をさけるため、低レベルの脅威の排除を任されました。
(自ら光ることと、血なまぐさくかき削る攻撃は威嚇です)
重要度の高い施設では、早期警戒魔術の発展などの理由で、ウィスプの群れを警備に放つ意味がなくなり。指定した敷地をふわふわと漂い、茂みを刈り払う『草刈機』にされたものもありました。
低性能なウィスプがさまざまな分野の施設で大量使用されたのは、当時いた天才が、早々に自動製造装置を完成させたからでした。
大陸には、生きた製造装置が未だ眠っている古代遺跡がある模様で、新しいウィル・オー・ウィスプの群れが、突然、枯れた遺跡にあらわれることがあります。
◇ ◇ ◇ ◇
◎ ソード○ールド[旧]より。ファンタジーに「ウィスプ」は必須!
K;  ̄.フ ̄)______あの︎ (^_^; P
______まてまて ⁉︎ (⌒△ ⌒; P
懐かしいからって、無理やりウィスプを蜘蛛意吐世界へ持ち込まなくても………それにしても光の精霊が、なんで拷問器具みたいな回転カミソリに? トークはもうお終い??(説明して!)
K;  ̄.□ ̄) ┛″_____
もちろん、光る「ウィスプ」は基本タイプだ !
亜種や変種、上位機種に発ーー(P〉ごめん。話を広げろとは言ってな) ざっと紹介しよう! すなわち!
黒いもやをまとって輪郭がぼやけて、遠近感もズレてくる『ステルスタイプ』…… シェイド。
輝き倍増!!! エネルギー爆発でまわりを吹き飛ばす『追跡自爆タイプ』…… ヴァイトン
威嚇と偵察に特化した怪物顔のデザイン『カボチャ頭タイプ』…… ジャック=O
K;  ̄ □ ̄) / ::さらに!_____
最も攻防にすぐれた浮遊機球は、実は空飛ぶ砲丸!ーー 超合金の超厚金属殻で、ハイスピードかつ変幻自在の軌道を描く『TEKKEN・タイプ』!………いや『デッドボー………いやビット??
_____脳内迷走? (^_^; P
いろいろわいて結構だけどさ……どれも無人ドローンじゃなあ、射ち落すだけの戦闘にならん?
(出来たらもう二、三ひねり)
おまけ!
[………カタン!]
・ ・ ん? NOMAR様からの Mailだ。
・ ・
・
__ なるほどぉ。(^o ^; P
ウィル・オー・ウィスプにアナウンス機能をーー ふわふわ、警告のメッセージを流しながら近づいてくるのか。
しかも、今世の人に通じない古代語!
夜闇から聞こえて来る意味不明の言葉( 呪文? )
旅人が道に迷い、途方にくれていると。あやしい囁き声とともに鬼火がだんだんと集まってくるーー 不法侵入者が『再三の警告』を無視したことで、血みどろにされるまで、あと□□秒!
(おもしろいアイデアだなぁ)




