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これから・・・

 イゼリア 酒場


ルクスを省いてエルヴァ、バレンキャシルは酒場に集合という形で酒場でルクスが来るのを待っていた

今なぜルクスがいないのかというと、お世話になってるおばさんや都市の人たちに

挨拶に行ってくるだとか・・・

ルクスがくるのが遅いせいか、キャシルはもの凄い苛立ちをしはじめた


「ったく、なにやってんのよあのガキんちょっ遅い!!」


そんなことを言って、キャシルは机をおもいっきり叩いた

結構な音だったので、エルヴァはその音にビクッとした

そんな時、聞き覚えのある声が聞こえた



「ごめん遅れた!!待ったか?」


キャシルがルクスの言葉を聞くと


「待ったか?じゃないわよ!アンタ遅すぎ!」


ルクスはあははと笑って悪ぃ悪ぃと軽く謝った

そして今まで黙ってたバレンが口を開いた


「おいおい、そんなに眉間に皺よせると老けるぞ」


などと言ってキャシルの苛立ちを更に高めた

うっさいわね!!とバレンに怒鳴るキャシル、そんな二人のやり取りを私は少し笑ってみてた

そして、さて・・・とバレンが話を変える


「これからどうするかだが、エルヴァはどこか行くところあるのか?」


と、バレンはエルヴァに尋ねる


「いえ、とくにはないです。あ、でもイゼリアから東にあるザラマ砂漠から北にあるセヴィオの町なら・・・」


セヴィオの町か、とバレンは何か考え込んだ

ルクスは初めて聞く街の名前に首をかしげた。そんなルクスを見てキャシルは


「セヴィオの街はここイゼリアと違って帝国の力が全くない町なの、・・・自由な町かな?」


キャシルが簡単に説明するとルクスはへぇ~と興味心身に聞いていた

イゼリアから地下水道へ出たことはあっても、外へは出たことがないのだ


「えと、セヴィオの町は私の故郷なんです?」


エルヴァは何故か疑問系に喋ってしまった


「なんで疑問系なんだよ」


と、ルクスに問われた


「わかんない。でもここに来るまで何回か頭が痛くなって、その時に記憶みたいなのが流れ込んできたの。町の名前も場所も」


「頭が痛くなって記憶が流れ込んできた・・・か、まぁ行くとこが見つかったんだ。まずはセヴィオの町に行こう。いいな?」


バレンが皆に言うと、皆は元気に返事をした

そしてルクス達は旅支度をしてセヴィオの町へ行くために、

イゼリアから東にあるザマラ砂漠へと向かった

ザマラ砂漠に行く途中ルクスがエルヴァに言った


「なぁ、さっき頭が痛くなって記憶が流れ込んできたって言ってたよな?」


「え?うん。それがどうかした?」


「ああ、ちょっとな。・・・その記憶の中に、クローネスもいたのか?あの森で会った」


ルクスにクローネスのことを聞かれると、エルヴァは顔を俯かせた


「多分、でもよくわからなかった。気がついたときにはその子の名前が浮かんできてて」


エルヴァは顔を俯かせたまま言うと、ルクスはそうかと言った


「まぁ、焦らなくてもいいんじゃないか?ゆっくり少しずつ思い出していけば、きっと記憶取り戻せるとおもうからさ」


それだけ言うとルクスは前へと先に歩いていってしまった

エルヴァは今ルクスが発した言葉に目を見開いていたが、またすぐに顔を俯かせた


「ホントは記憶を取り戻すのが、全部思い出すのが怖いんだ私・・・変だよね」


エルヴァは小さく呟いた







あるところではあの森で会った少女クローネスがある屋敷を訪ねていた


「消えろ。お前はもはや人間でもこの世界の者でもない」


「ひぃっ、だっ誰か!!」


クローネスはある男を殺そうとしていた

クローネスは逃げようとする男を魔法で動きを封じようとした


「見えなき鎖よ、汝を束縛せよ・・・シャドウチェイン」


そう唱えて、黒い鎖が男の動きを封じた

男は抵抗をしたが、鎖は解かれることはなかった


「お、お願いだ!!命だけはっ」


「お前は今まで多くの人を殺し見捨ててきた。そんな奴に生きることが許されるとでも思うか?」


クローネスは男に言うと、杖で魂を呼び寄せ、男が座っている床に扉を出現させた

そう、それは「死の世界」へ誘う扉だった

クローネスは杖で扉に軽くトン、と底をつけると扉は勢いよく開いた

男は死にたくなかったのか、絶叫しながら開かれた扉の下へと真っ逆さまに落ちていった

クローネスは扉をすぐに消すと、闇の中に消えて言った。


クローネスが着いたのは、オグニクス墓地

クローネスはオグニクスの地に足を踏み入れると、目の前にいた黒い竜に気がついた

そして黒い竜は人の言葉を喋っってこう言った


『姫、また一人、人を殺めたのですね』


その声は悲しそうな声だった。

クローネスのことを心配そうな表情で見ていた


「私は後悔などしていない、・・・そんな心配そうな顔をするな、私は大丈夫だ。アルシス」


クローネスは黒い竜アルシスに近づくと顔を摺り寄せた

まるで小さな子とその親がじゃれ合うように


「アルシス、お前はどんなことがあっても、私が道を踏み外してしまっても決して離れるな」


クローネスにそう言われ、アルシスは


『姫の仰せのままに』


どこまでも貴女についていきますと言った

なんかストーリーが頭の中で詰まってしまったような・・・

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