史上最高峰のSF作品?
読んでいる本は人間の精神に影響し、確実に人生や文筆に反映される。
人生が製作した物に影響される事が見られ、
ピカソの初期の「青の時代」の作品の青の多用は
親友の死の悲しみが反映された結果だと考えられている
その後の「バラ色の時代」等を経た後、
芸術の最新鋭に立った彼は、
奇怪な画風の「キュビズム」等を生み出したと考えられている。
何が言いたいかと言えば作品を書くに置いて影響を与えた物を教えたいと考えました。
SFを書いているので、個人的に最高峰のSFを教えます。
「トランスフォーマー」は置いて置きます。
意外に思われますが、小説では無く、漫画で、
木城ゆきと、と言う漫画家の
「銃夢‐Gunm‐」です。
現在少しだけパラレルの世界を書いた
「銃夢‐Gunm‐Last Order」が連載中です。
とにかく設定が精巧であり、非難するとすれば病的な世界観描写だと考えられる。
余り有名ではありませんが、
実は「アバター」「ターミネーター」「タイタニック」の映画監督で知られる
ジェームズ・キャメロン氏も大絶賛している作品なのです。
舞台は未来の地球で、荒廃した都市の廃棄物処理場で、
主人公のサイボーグ少女ガリィが仮死状態となっていて、
サイボーグ医師のイド・ダイスケに発見される事から物語は始まります。
目覚めたガリィの視点中心で物語は進み、
超未来的であるが荒廃した世界観が非常に目立ちます。
サイボーグ技術が日常化し、ガリィも脳以外は機械で、
イドの様な普通の人間の方が少なく珍しい程の世界となっています。
一見すると便利に見られるが暴力や殺人強盗等の犯罪も日常茶飯事で、
サイボーグを問わず人間の狂気的一面を見る事ができます。
初期に登場するマカクと言う男がその代表例で、
この男「エンドルフィン中毒」と言う症状を持っています。
医療に詳しい人は解ると思いますがエンドルフィンとは脳内で分泌される脳内麻薬で、
強い鎮痛効果、言わば痛みを鎮める力を持ち、
効力は一般的な医療麻酔のモルヒネの数倍以上と言われています。
極度に強い痛みが出る際に分泌されるのですが、
マカクはそのエンドルフィンを摂取するために人を襲い……
「脳を食べる」のです。
実際脳を食べてエンドルフィンが取れるかは解りませんが、
脳を食した後のマカクは薬物中毒者の様な反応を見せる等の描写が見られます。
人間が有機物の塊で、一部分を機械の様な無機物へと変えただけで、
生物が生きる事と本能と快楽の追求のための動く事の証明だと思えます。
ここまで書いて解ると思いますが、非常にグロテスクで暴力、狂気的で、
心臓や胃の弱い人には漫画でも到底お勧めできません。
OAVがあるので見たいが見つからないし、You Tubeでは一部だけでした。
一番狂気的なのは最後でこれが一番見て欲しいのですが、
前から色々書いているが、本格的に本の中身書くのは好きでは無く、
お楽しみとりたくないので、まず予告をします。
宿敵ディスティ・ノヴァを追い詰めたガリィ!
イドを追い詰めた彼が知る「ザレム人の秘密」とは?
↓ここから中身を書きますので、出来れば漫画を読んでから後を読んで下さい。
ガリィが問い詰めるとノヴァは突然自らの頭に刃を向け、笑いながら頭を切り刻み始め、
頭を切り開くと、脳が無く、頭の中心にICチップが搭載されていた。
いきなり言われても解りませんよね?
彼は機械だったのかと聞くかと思いますが違います。
「ザレム」と呼ばれる統制のされた治安の良い大都市が存在し、
そこで生まれ育った人間達は統治を正確な物にするために、
成人した際に脳をICチップに変更され知らない内に
「人間らしさ」を奪われていたのです。
時折チップにも不良品が発生する様で、ノヴァとイドは本来そこの住人だったが、
不良品が原因か解らないが社会不適合者とみなされ追放されていたのです。
高所から塵と一緒に処分され、荒廃した下の都市に落とされるが、
運が良く、塵等を利用して生き残る人間が存在したりして、
彼等もその中の一部だったのです。
考えてみてください、
成人式に行ったら知らない内に脳がICチップに交換されていた様な物です。
個人的な意見で恐ろしい程に病気的かつ狂気的な意見だと思われるが、
実際に技術的に実用化されたら
バックアップも取れるしコピーもできるし、複数にも成れるし、
死ぬ程の重傷負ってもチップが無事なら生き返る事ができるから便利だと思います。
普通の人はこの様な思考は起きないのが当然で、
劇中では確認した1人が半狂乱になりました。
科学的にありえない様だがありえる話しで、ありえる様だがありえない話し。
SFの物凄く簡単な定義を書いたが、
人間がSFを書く背景には人間の真の姿や定義、
それに極度な社会批判等が含まれています。
この漫画を読み終わった後に聞きたい、
あなたは、本当の人間らしさを何か知っていますか?
普通に生きて幸せに暮らしているつもりでも、機械の様に同じ事を繰り返していませんか?
SFには未来予知の要素も含まれていると思います。
起きるかもしれない架空の未来を見ているのです。
人間はこの様な未来を、現実に与え、残し受け継がせる気かもしれないのです。
良いか悪いか考えるかは個人の選択で、
SFの世界には正解も間違いも存在しない事が多く、
神と言う偉大な存在が否定される事が非常に多いのです。
……人は、決断しなければならない時なのかもしれません。




